山口県立美術館
2014/07/26(土)~09/07(日)
8月28日(木) この日は月一回のスケッチの日。 あわせて、山口県立美術館の「放浪の天才画家 山下 清展」に行くということになっていましたが、あいにく出かけるころにはぴらぴらと雨が降り始め、スケッチはなしとなり、直接県立美術館に向かいました。
「裸の大将」とか「日本のゴッホ」「放浪の画家」としての、山下清さんの名前や画風は知っていましたが、実際の作品に出会うことができたのは今回が初めてでした。
幼いときには、病気による後遺症で言語障害が少しあるということでいじめを受け、ひとり昆虫を相手に絵を描いたりしていたようですが、福祉施設に入ってからは、習った貼り絵をはじめます。
そのうち、施設の中だけでは飽き足らず、どうしても外の世界が見たくなり、放浪の旅が始まるわけですが・・・。
ところどころに日記の断片がパネルにしてありました。
「美しいところを探すけど、どこも美しいのでどこを描くか迷った。」 というようなことが何度も出てきて、一番美しいところを作品にしたい、という素朴な思いがひしひしと伝わってきます。
そして、ここにしようと思ったら、何時間でもじっと見続けていたそうです。
見続けて脳に刻み付け、戻ってきてそれを貼り絵にしたそうで、 物の配置や構成もほとんど間違いなく再現されてるそうです。
放浪の旅に出て、行った先で描いていたわけではなかったのです!! 日記もそうです。 何日分もの日記を戻ってきてから書き綴られたのだそうです。
俳句は写生です、と言われます。 頭で作るのではなく、目の前に、行ってみて、感じ取って詠め、と言われます。 山下清さんも、それと全く同じことを真剣にされてる!! という思いに胸を打たれながら作品を見ていきました。
パリのエッフェル塔(水彩画)
お土産に買った マイクロファイバークロス です。
日記には、「仙台の七夕はとてもにぎやかたったが、なぜ星まつりをするのか不思議だ。 星を祀るとお天気がよくなったりお米がたくさん獲れる様になるのだろうか。 そうすると、田舎の、お金がなくてほしまつりができないようなところは、お米はあんまりできないのだろうか。」
「富士山は、最初に見た時にはきれいだと思ったのに、ずっと見てるとだんだんそうでもなくなった。人間欲深になつてはいけないなと思った。」 などというようなことが書かれていて、素直な気持ちが手に取るようにわかりました。
長岡の花火(貼絵) 1950年
放浪日記の実物も陳列してありましたが、朴訥とした語り口そのままに、手書きの野太い丁寧な文字で、ページ全体がびっしりと埋め尽くされていました。
ご自分の人生もこのように、ひとつひとつ、一日一日、しっかりと歩んで行かれたんだなと、まるで山下清さんの人生そのものを見てるようでした。
緻密な作品を作られる山下清さんなら知ってる~、と、なんとなく思っていたのがとんでもない勘違いだったことに気付かされました。 その一枚一枚を目の前にすると、山下清さんの素直なものの見方、真剣さを、感じることができました。
1958年に小林桂樹さん、1980年には芦屋雁之助さんが山下清を演じたことで、その名前は全国の老若男女の知るところとなったのですが、反面、本当の「山下清」がどこかに置き去りにされてしまうことになったようなのです。 「本当の山下清を知ってほしい!」とパネルで訴えられていました。 ちなみに、ランニングに短パンという姿になったことはないそうです。^^
興味がおありの方はぜひご覧になって・・・・と、大急ぎで記事にしてはみましたが、もうすぐ終わってしまいますね。
こんな機会に恵まれたことが素直にうれしい、そんな心に残る作品展でした。
芸術の秋は始まってる!?
ADESSO! スペインの実力ある若手テノール歌手が来日公演!
と言われてもどこ吹く風の私だったのですが、
絵画教室の仲好しさんたちが 「行く」 というので、
これも何かの縁、とばかりに ADESSO! 公演に行ってきました!
会場は宇部市文化会館(渡邊翁記念会館の隣り)文化ホールの500席、ざっといっぱいでした。
テノール歌手の歌をナマで聞くのははじめてでしたが、その声量は素晴らしい!@@!
マイクを使っての歌でしたが、このホールではマイクなしでよかったのでは? と思えるほどの声量で、マイクを使ったばっかりに、「ゼッタイに声がもったい!!」と思いました。
チラシにプログラムが載っていたのですが、そのとおりではありませんでしたが、知ってる曲? 聞いたことのある曲がほとんどでした。
「女心の歌」では歌わされました。
声が小さいものだからピアノさんが飛び出してきて、
そんなんじゃだめだと身振り手振り(^^
2、3回繰り返すうちに、やっと ラララ ラッララ~!! と張り上げ 拍手・・・
というような場面もありました。
ポケットに手を突っ込んでるだけなのに、
どうしてこんなにカッコいいんだろう・・・
素晴らしい声と、日本人では真似のできないカッコよさに
心置きなく見とれたひとときでした ^^
いやちがう、包帯じゃなくて湿布の大判か? いずれにしても、ま、カラ元気でもいいですよ !
カラ元気だろうが寝たままだろうが、足を動かしてないと、足の衰えは早いですからね~~~。
「あなた、転ばないように気を付けて・・・」 白蓮さんも言ってました(^^。
山下さんいわく、「ふっとどこかに行きたくなるのはボクの病気だと思う。病気はすぐに治るものではないので、・・・」
名月や藪蚊こわくて網戸越し ><;;ごきげんようお気をつけて!!
★山下清展を見ている オカマと太郎 ★
ヨロヨロ~。
★立てばシャガール、座ればロダン、歩く姿は ユリゲラー★
完敗の歌・・・・??ナンチャッテ・・・・(×∪×)
それでは、お小さい方々、それから 大きな方々も ごきげんよう、さようなら!!
ご本人も思いもしなかったことではないでしょうか。
私は今まで、作品も全然見たことはなかったし、映画も、話を聞いただけで見ていません。
saganhamaさんはよく、いろいろ見ておられて感心します。
感心と言えば、旅の予告編をどんどん揚げられてますね。
これまたすごいバイタリティー!@@!
山下画伯のような方はある部分で他人よりも秀でた能力を持っておられると言う事を聞きましたが、それが、絵画、切り絵だったのでしょうね。かなり前に彼の作品を見た事がありますが、その表現力に感動を覚えた記憶があります。
短パンにシャツの姿はテレビドラマだけだったような・・・? 昭和33年に映画化された「裸の大将(小林桂樹主演)」は実際のイメージそのものだったと記憶してますが、小学校の時に観た映画なのでかなり怪しい記憶です。
テレビドラマ版に違和感を覚えた人結構いるんじゃないかなぁ~~??
庶民に好かれる山下画伯はプロの評価が低いと言われてるのが残念ですね。私は生真面目さを感じられる彼の作品が好きです。
テノールやバリトンで歌われる方の声量は、特別だもんね。 頭ががんがんということはなかったけど、耳、鼓膜がびりびりびりと鳴りまくったよ。
いやいや、映画での山下清の姿が連想されたのなら、それはきっと人違いでしょう。
いつも浴衣か、白い長袖シャツか、軍服のお古の様な、そんな写真ばかりでしたよ。 ズボンはすべて長ズボン。
「本当の山下清がどこかに置き去りにされてしまった。本当の山下清を知ってほしい。」とパネルで訴えてありました。
少々表情には乏しいところがあった人かもしれないけれど、どの写真を見ても、真剣にモノをみつめる真面目な目をされてて、心を打たれました。
音感も無く? 音符も読めない? のに楽器が弾ける! 私からすればすごく羨ましいかぎりよ (^^*
こっちは今日はビデオ教室、秋には撮影旅行が予定されてるらしい・・・全部参加していたら忙しい(ーー*
でも、fuさんの記事で、
「ちなみに、ランニングに短パンという姿になったことはないそうです」 ランニングだったか?シャッツに短パン。誰かが真似したのだろうか? で、そんな場違いな恰好で歩き回る人はホームには一人しか居なかったので、てっきり、山下清だと思い込んでしまった。
緻密な貼り絵は、邪心のない人だけに出来るような気がする。素晴らしいよね。
若手のテノール歌手だったら、声量、高音、張りどれをとっても、聴き応えあるでしょう。
夫は、昔、ハイバリトン(テノールよりちょっと下ね)で、もの凄い声量で高音で歌われるとこっちの頭ががんがんする。「やめてよ」ばかり言ってたらすっかり歌わなくなった。今じゃかつての声量は出なくなったと言ってるけど、でも、去年、ボラで歌って貰ったら、皆さんぶったまげてたわ。
りゅう君が夫の声がきれいだと感心してた。「毎日こんな声が聞けて幸せですね」って。(苦笑い)
音感も無い、音符も読めないわちきは三味線で苦労してるよ。音楽の先生だった人達は、三味線だって難なくこなせるのよね。 津軽三味線弾けない。いくらお稽古しても指が動かん。落ち零れの悲哀を味わう今日この頃なのよ。
そうですか、山下清展を見られたことがあるのですね。
さすが画伯、トンネルが二つ、その前に線路が二本きれいな遠近法で描いてあったあれですね。 私も印象に残っています。 今回はその絵の横に、清さんがそのトンネルを見ている同じぐらいの大きさの写真が並べてありました。
確かに小林桂樹さんや雁之助の姿が浮かんできます。 おかげで全国に名前が知れることとなったようですが、反面、本当の山下清がどこかに置き去りにされることとなったと書いてありました。 私も今回あらためて知ることとなりました。
今日実は、yoshiが行くというので一緒にまた行ってきました。 二回も同じ会場に足を運んだのは初めての経験(><ゞ
若手テノール歌手! いきませんよねぇ~~、私もその口でしたが、今回は”モノハタメシ”^^と行ってみました。
残念ながら24時間TVは全然見ていません。 興味のあるなしは別にして、いいものはいい! ですよね。
私の今年の芸術の秋はまだまだ続くかも・・・ 14日に広島美術館という話もあるのです。
山下清の絵は私も好きで10数年?前に広島のデパート(多分)に来た山下清展に行ったことがあります。
その時買ったトンネルのある風景という絵(レプリカ)を今でも我が家に貼っております。
山下の絵筆ではないちぎり絵というのはなんともすごいと思います^!^
でも山下清というと雁之助の顔が浮かんでくるのは私だけでしょうか^?^
若手テノール歌手!!会場は一杯ですか^@^
私しゃまず行かんでしょうけど・・たしかに聴いてみないことには始まりませんよね^^。
本物の声楽家は全然違うでしょうね!
24時間TVを見ていたら東京音楽隊のソプラノ歌手が歌った「見上げてごらん夜の星を」・・涙が出るほど素晴らしかったですよ^^。見ませんでしたか^?^