余暇Hike気分

「起きチョッた~?」退職後の生活を楽しんでる私は娘からの電話に応えます。「起きチョるよ~!」

雨の高千穂(2006年)

2015-02-28 | ドライブ・たび
  この記事は、OCNのホームページサービスの終了に伴って、
2006(H27)年の記事をこちらに移したものです。(2015年2月再掲)



ドライブノート 日程:2006.9.5(火)~9.7(木) 更新日2006.9.20
 雨の「高千穂」と 霧の「霧島」
~通行止めの迂回路を迷いながらの思い出深いドライブとなりました~

「高千穂峡で川下りがしたい」という娘に便乗し、「高千穂」「霧島」をめぐる2泊3日のドライブ旅行を計画。
土砂降りにあったり、迂回路をウロウロしたりの旅だったけど「ドライブしたぞ!」と気分はおおむね満足。
できなかった川下りと、すばらしい雲海を見るために、機会があればもう一度したい旅となりました。

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1日目
通潤橋高千穂
Yoshi's Photo1
2日目
高千穂~霧島
Yoshi's Photo2
3日目
えびの高原~帰途へ
Yoshi's Photo3


1日目 
(2006年9月5日) 通潤橋・高千穂(天岩戸神社・天安河原・高千穂峡・国見ヶ丘)へ

宇部IC 08:50入  =(中国自動車道)=  壇ノ浦PA 09:23~32(小休憩)  =(九州自動車道)
北熊本SA 11:18~53(昼食) = 御船IC 12:08出 ―(R445)― 通潤橋 12:45~13:50
高千穂(天岩戸神社・天安河原・高千穂峡・国見が丘) 14:30~18:00                

 

道の駅からの通潤橋  出発時は絶好のドライブ日和と思ったのですが、大宰府ICを越えるあたりから雨による交通規制のメッセージがチラホラと。 「でも降らないよね~」と思いつつの走行だったけど、北熊本SA「うまか軒」で昼食(肉うどん、おいしかった!)を済ませ御船ICを下りる頃はどしゃぶり!12:45 通潤橋に到着。
通潤橋は石造パイプによる水路橋です。
雨は強くなったり弱くなったり、、、

通潤橋の上
  折角来たんだからと雨など気にせず通潤橋の上も歩いてみる。
 この足元が石で出来た パイプ通水管。  下から見て想像してたよりは広かったけど、橋の上は柵などなく、かなりの高さにこわくて下を覗けませ~ん!

天岩戸神社
天岩戸神社  高千穂峡の方に回ってみたけどまた一段とひどい雨に、素通りして天岩戸神社へ。
そうです、ここの天岩屋戸に天照皇大神がお隠れになったというその神社です。  高千穂は「神話の里」と言われるように天孫降臨にまつわる神社がたくさんあります。

天安河原  天安河原は天岩戸神社から徒歩10分下ったところにある。 天照皇大神が岩戸にお隠れになり、天地暗黒となったとき神々が集って相談されたという河原。 辺り一帯もっともらしい小石が無数に積み重ねられ、写真を見ただけでも三途の河原のような独特の雰囲気をかもし出しているのが分かります。
私は帰りの上り10分強がきついと思ったので行かずに、小さなお土産やさんで紙ひごで作った可愛い籠など買ったりして待っていました。

霧の高千穂
  神話と伝説に彩られた渓谷のまちをものがたるように、高千穂はすっぽり包まれてしまうのではないかと思うほど、霧が流れて山から人家を隠してきます。  水面からの高さ105mという高千穂鉄橋、国道218号線110mの高さに架かる雲海橋も、その名の通り霧で埋まってその名前がうなずけます。

高千穂鉄道
  高千穂鉄道は  平成17年9月6日の台風14号で鉄道施設全般に大きな被害を受け、今回、平成18年9月5日に、延岡~槇峰(29.1km)間については廃止されたらしい。

高千穂峡
  少し小降りになったので再び 高千穂峡 の方に向かい、ボートには乗れなかったが少々散策する。  高千穂峡は阿蘇溶岩の侵食によってできた峡谷。 ごつごつした景色をながめていると自然に触れてるような感触に包まれる。  明日お天気がよくなればボートに挑戦!と期待して高千穂峡を後にする。

国見が丘への途中
  今日の仕上げに、視界は利かないと思ったけどついでのこと国見ヶ丘の方に行ってみた。が、完全に土砂降りとなり、途中の展望台(駐車場?)でフロントガラス越しに証拠写真を撮り、ホテルに向かった。


2日目 
(2006年9月6日) 高千穂(高千穂神社・高千穂峡)から 霧島(霧島神宮・風が見える丘)へ

ホテル 08:10出発 ― 高千穂神社 ~8:45 ― 高千穂峡 9:00~9:40 ― (R265・388)
矢立高原キャンプ場 12:30~13:26(昼食) ― ループ橋14:45― えびのIC 15:00入=
横川IC 15:23出 ― 霧島神宮 16:00~16:35 ― 霧島山上ホテル 17:00着


  高千穂神社  早朝の境内は気持がいい。樹齢800年という秩父杉が境内の雰囲気を一層厳かにしています。  天照大神がお隠れになったおりに岩戸の前で舞ったのが始まりと伝えられる「高千穂の夜神楽」は、重要無形民族文化財にも指定されていて、観光神楽も毎日この境内の神楽殿で奉納されているらしい。  (昨日は雨だったけど、どうだったんでしょうか。)

高千穂神社境内
高千穂神社境内

高千穂峡の真名井の滝  高千穂峡  再々度目の高千穂峡! 雨は降ってないけど残念なことに増水のため今日もボートは休み。 乗り場の駐車場に車を置いて(駐車料金500円)今日こそ本格的に高千穂峡の遊歩道を歩きました。  すぐに真名井の滝!(よく見る写真の通りの景色!) 豊かな水があるからこその澄んだ景色は、穏やかな気分にしてくれます。

高千穂峡91   09:50 神話と伝説の町高千穂を後に
次回はボート(娘)と雲海(私)ね、と期待を残しながら、今回のたびのメインの一つ高千穂峡を最後に、高千穂の町を後にしました。
  町をぐるぐる相当走り回って私が感じたこと。
道がどこもずっと曲がってるし、高低差があって地図を見てもよう分からんね。」(道が曲がってるって、それアッたりまえよね! 山なんだから高低差も当然あるよ!)そ、そうなんだけどぉ、、、どこもかしこも曲がってて真っ直ぐなところがない、ように感じたよ。  ナビなしで果たして目的場所をスムーズに回れただろうか? とまあこれは、方向オンチの私だけ?のつぶやき、、、。  その分雨にそぼ濡れた神話のまちは、霧にも包まれていかにもその雰囲気のある町でした。

  サァ、ループ橋を通って霧島へ! 
  さて、ここから人吉のループ橋を渡るべく一般国道(R256~R388)を南へ。  昨年来の大雨による災害のニュースを思い出して通行止めの情報は調べていたので、といっても、手持ちの地図では迂回路がよく分からず、「迂回路ぐらい書いてあるだろう」と言うことにしてたんだけど、その迂回路表示板は倒れたと見えて、後で迷って引き返して来てみると、本来南を指して立ってるべきものが、車からは見えない反対側に西を指して立てかけてあった。
  椎葉峡谷を過ぎて少し行った分かれ道、途中から親切な地元の人の先導で走っていたんだけど、対向からのジゲの人に聞いて「やっぱりダメらしい、さっきのところまで戻って、、」と教えられて引き返してその表示板を見つけた。
土砂が流れて  20万分の1の地図には載っていない、くねくね曲がった峠道をやっとの思いでR388に出たのが1時間後。
そこからも同じような「これホントに国道?」という細い道が続き、地図上は立派に黄色に塗られて走っている道も、来てみないと、こんな山間部の峠越しの道だなんて地図を見ただけじゃ分からないもんだと、つくづく思いました。
  昨年来の大雨で土砂の流れた後が幾つもあり、復旧途中の状態。 ただ高速で行くだけじゃつまらないと思ってこのコースを行き、いろいろ経験でき、思い出に残るたびとなりそう!


やっと人家が!やっと人家が!  峠を抜けてやっと少し開けたところに出たときは「町に出た!」と思ってしまった。  これは、ホッとして車から降り撮った写真。  ここからしばらく行った「矢立高原キャンプ場」の駐車場で、コンビニで買っておいたお弁当にありつけた。

  霧島神宮  霧島に入りまっすぐ霧島神宮へ。  境内に「君が代」に歌われている「さざれ石」が置かれていた。 単に歌われているだけだと思っていたので、本当に巌(いわお)となったものがあることをはじめて知り驚き。

さざれ石  モノシリ?娘たちの会話
 「霧島神宮ってどなたさんがいらっしゃるとこだ?」
「石長姫(いわながひめ)ではなく、美しい木花佐久夜姫(このはなさくやひめ)と結婚した、瓊瓊杵尊(ににぎのみこと、古事記では邇邇芸命)。 天孫降臨の“天孫”」
「ほう!にぎにぎ・・・じゃなくて、ににぎ、ね(笑)ってことは、この人のせいで人の命が永遠ではなくなり、サクラの花のように短くなったって人だな!」 「あったりー! その子供があの海彦と山彦」   私「すげー、二人とも物知り~!」^^;

   神宮をゆっくり見て、早めにホテルにチェックインし、温泉につかって2日目を終りました。

霧島神宮



3日目 
(2006年9月7日) 霧島(えびの高原・白鳥神社)から 高速で帰る

ホテル 08:20発 ― えびの高原 9:00~30 ―白鳥神社 9:45~10:05 ― 
えびのIC 10:20入 =えびのPA10:28~38小休憩=(九州自動車道)広川SA12:20~13:10昼食
= 周防灘P15:18~28小休憩 =(中国・山陽自動車道)= 宇部IC 15:40出



硫黄谷
  霧と湯けむりの町霧島
  部屋から桜島が見えると言うホテルでしたが、あいにく(と言うかやはりと言うか)しっとりした霧の景色が拡がるばかり。 遠望は利かなかったけどこれはこれでOK。  丸尾の滝、硫黄谷と寄り道しながらえびの高原へ。


えびの高原
  えびの高原
  えびの高原にはH4年に結婚25周年記念旅行!で来ていて、「美しい稜線、立ちのぼるけむり、しなやかにカーブする道!」と、感激してスケッチまでした覚えがあるので、ぜひもう一度と楽しみにしていた。
  でもなぜか前に来たときの印象とずいぶん変わって見える。 同じような景色に会えない・・・?
不動池
  韓国岳に登る人の姿が何人か見えるだけで私の思うえびの高原にみえない。霧で稜線が見えないセイ?それとも場所がちがうの?長い月日に自然が少し荒れたの?なんだかちょっとさびしい思い。

←不動池


白鳥神社  白鳥神社
  白鳥となって陵から大和国を指して飛び立ったという日本武尊(ヤマトタケルノミコト)が祀られている。  とてもひっそりしたところにあり、台風で被害を受けたようで改修されて新しくなっていた建物が、ちょっと不釣合いに感じられました。 けど、自然のなせる業で壊れたものはしかたないですよね。


高速から見るループ橋
  人吉のループ橋
  霧島を後にして一路「えびのIC」から帰途につく。高速に上がるとすぐに見える、行くときに通ったループ橋にバイバイと別れを告げ、今回の旅の終わりとなりました。


  宮崎県の高千穂も鹿児島県の霧島も「神話の里」と言われていて、古事記や日本書紀にある「高千穂」「ニニギノミコト」などにまつわる地が両方に存在し、 今回はその両方を廻る旅となりました。