SHOUT! リキリキリッキー絶叫部屋!

リッキー・りさ・ニシザーのお部屋。
うた歌いで、ライダーで、庭師エッグです。

『この世は冗談だ』

そう… ま☆ トウッ!

2007年01月18日 22時56分18秒 | リキ日記
15年前、あたくしは一回死んでいる。

…と書き出したらおもしろいが、正確には違う。
でも臨死体験もどきだけはあったのだった。

別に病気でも事故でも何でもなかったので、
ドラマティックが好きな人には物足りないかもだが、
しょうがない。寝てたらなったんですもの。

ある日、普通に寝ていた。
ほんならカクンって、ちょっと落ちたみたいになった拍子に、
「トゥルっ」って感じで脳が流れ出すみたいな感覚…
と、同時に私の中でゆっくり全部が巻き戻ってった。

昨日、一昨日、一週間前、一ヶ月前、一年前…
どんどんスピードを上げて人生が遡ってゆく。

すっごい勢いだけど、見事なまでに全部あるのよ。
全ての体験が、全ての見聞きしたものがあった。
何一つ、抜け落ちていないのだった。

「おお~!そんなんもあった!あんなんも、あったあったー。」て感じで、
忘れてしまっている事も人も全部隈無く記録されているのだね、
この身体のどこかに。
びっくりしたよ。

コレには時間というものがこういう風には存在しなくて、
(もしかしたら全部で1秒位かもしれない。わかんないけど。)
でも全部が認識される、来た通りに人生が巻き戻って行くのが解る。
それを私はただただ驚いて見ていた。

不思議な事に、この追体験には嬉しいとか悲しいとか、
感情は一切介入してこない。
何の解釈もされていない「ただの体験」なの。
BGMのない映像みたいなもの。演出も無し。
感情って後付けなのだと実感。
淡々と、本当に「走馬灯」のように流れてゆく。

それがただ愛しくて、ただ懐かしい、
なんとも表現し難い気持ちで見てました。
(一方で別のあたくしは「お~!」とか
「出た~!」とか言いながら、ずーっと驚きまくっていたが…)

さて、あっという間に生後2、3ヶ月あたりまで来たであろうか、
その時に私の頭の中にふとよぎった言葉…
「そういえば、人って死ぬ前に走馬灯のように人生みるっていうなあ。」
って、思ったと共に日常の意識に切り替わり、そしてその途端!

「パチッ」と目が覚め、天井が見えた。
あ、戻っちゃった。

後にとっても悔やみましたのは、
もしあのままその先まで行けたら、
とんでもない世界を見られたのじゃあなかろうか☆
ということ。

生まれる以前の光の世界ってやつ?
うっわー、もったいない!
「今度は絶対みてやる」
と思ってなんども待ち構えましたが、それっきり。

んー、でも行ったら死んでたのかなあ。
まあ、いつか絶対見られるからいいんだけどね。
その前にロングバージョンになった走馬灯人生劇場も
また見られますし♪
けっこう楽しみにしているのであった。

おもしろいよ。