無音が♪むおんって騒ぐ夜

うちのアパートは静かな住宅街にある。
夜もとっても静かです。
時々、猫とか鳥が音をたてる、そのくらいかな。
（大家の爺さんは別格として、ここではその問題は省略とします）

静けさに耳が慣れてくると、遠くから人の咳が聞こえたり、
足音がなったり、甲州街道や首都高の音がこちらまでやってくる。

耳がぶわっと大きくなる。
おもしろい。




子供の頃、
「無音」が喧しくって寝られなかった事がよくあった。

凄い五月蝿いでしょ？あれ。
音が何にもないのに、そこに「音が無いっていう音」がするのよ。

むおんっ！…ぅうわしゃうわしゃしゃしゃしゃしゃ～～～～～～！！！！
って、やかましくってね、ホント。

よく漫画の吹き出しに、台詞は無しで、線をわしゃしゃ～と
もつれた毛糸みたいにモジョモジョに書いてるのあるじゃない？
あんなのが音になったみたいな、もっと鬱陶しいヤツ。

でっかい夕日もね、そんな音がする時がある。
だいだい色の街にね、わしゃしゃしゃしゃ～～～！！！
全く、うるさくってしょーがない。
濃いぃ大気の音かもしれん。


ともかくも、音が無い音が一番やっかいだと思います。
無音の大音量だけは堪忍してくれ～！だったよなぁ。

そう思うと、都会ってのはそこまでの無音になる前に、
なんらかの音がころがっているから、
その辺は心配いらないね。

ふむ。



静かな夜はいろんな所へ行けるから、
楽しいな☆

ふふ。