あたくしのボウリングは、地味だ。
とっても地味だ。
ガラッギャーン!
と飛び跳ねたりしない。
何となく倒れるヤツね…
で、スコアも微妙に地味だ。
100~150
リアクションが一番とり辛いところ。
コレはすべて子供の頃の、
悲しい「家族ボウリング」が原因なのだった。
変わり者のリキ父は、
「レジャーを修行に変える」
そんな才能の持ち主であった。
投げるたんびに、
一々どこが悪いのソレが原因だの、
ゴチャゴチャと口やかましく言うてくる。
そんなのどうでもいいじゃん、
てなものならもの凄く怒られた。
リキ父の理論は確かに正しかった。
理屈にはあっている事ばかり言うていた。
けれども、地味であった。
そして何より大きなお世話であった。
「最小限の力で最大の結果を導きだす為の方法」
それに乗っ取ったフォームを体得するように、
リキ父からコーチをうけねばならぬのだった。
(リキ父もけっして特別上手くはありませんのですが)
ほとんど怒鳴られながらである。
(しかも超口悪いのパパりん…)
めっちゃ憂鬱で早く帰りたかったです。
はしゃぐ事もなく、淡々と投げ続けるのであった。
しかしまあ、せっかくのレジャーです。
ある意味人間すぐ慣れるもんでして、私も弟も
そんな状況であろうとそれなりに楽しんでいた、
なんとも健気で丈夫なレジャー。
リキ父はそのような性分であったため、
それを普通に受け入れていたのであった。
しかしある日、少し大きくなった七つ年下の妹が、
そろそろ一緒にプレー出来るようになった時、
ぼそっとフツーに言い放った言葉に衝撃をうける…
「あのさー、なんでこんな思いして遊ばないかんの?」
その言葉で、初めて氣がついた私と弟、
「あ…そういえばそうやな…」
しかし時すでに遅し、
もう私たち兄弟は、すっかり地味なボウリングを
うけついでしまっていたのでした。
そんなわけで、
あたくし達西澤兄弟は、
ボウリング地味なのです。
そんだけ。
とっても地味だ。
ガラッギャーン!
と飛び跳ねたりしない。
何となく倒れるヤツね…
で、スコアも微妙に地味だ。
100~150
リアクションが一番とり辛いところ。
コレはすべて子供の頃の、
悲しい「家族ボウリング」が原因なのだった。
変わり者のリキ父は、
「レジャーを修行に変える」
そんな才能の持ち主であった。
投げるたんびに、
一々どこが悪いのソレが原因だの、
ゴチャゴチャと口やかましく言うてくる。
そんなのどうでもいいじゃん、
てなものならもの凄く怒られた。
リキ父の理論は確かに正しかった。
理屈にはあっている事ばかり言うていた。
けれども、地味であった。
そして何より大きなお世話であった。
「最小限の力で最大の結果を導きだす為の方法」
それに乗っ取ったフォームを体得するように、
リキ父からコーチをうけねばならぬのだった。
(リキ父もけっして特別上手くはありませんのですが)
ほとんど怒鳴られながらである。
(しかも超口悪いのパパりん…)
めっちゃ憂鬱で早く帰りたかったです。
はしゃぐ事もなく、淡々と投げ続けるのであった。
しかしまあ、せっかくのレジャーです。
ある意味人間すぐ慣れるもんでして、私も弟も
そんな状況であろうとそれなりに楽しんでいた、
なんとも健気で丈夫なレジャー。
リキ父はそのような性分であったため、
それを普通に受け入れていたのであった。
しかしある日、少し大きくなった七つ年下の妹が、
そろそろ一緒にプレー出来るようになった時、
ぼそっとフツーに言い放った言葉に衝撃をうける…
「あのさー、なんでこんな思いして遊ばないかんの?」
その言葉で、初めて氣がついた私と弟、
「あ…そういえばそうやな…」
しかし時すでに遅し、
もう私たち兄弟は、すっかり地味なボウリングを
うけついでしまっていたのでした。
そんなわけで、
あたくし達西澤兄弟は、
ボウリング地味なのです。
そんだけ。