シャンプー時のお湯の温度が低すぎる！

頭皮を洗う時のお湯の温度が低い人が多いですね。
35度や36度では、髪の毛に残留している皮脂は取れないと思います。

「髪は増える！」出版後にご相談にいらっしゃった方は、湯シャンをしている人が多かったのです。
その方々の髪の毛は皮脂でべったりしているのですね。

【41度くらいで頭皮を洗えば】

35度や36度だと頭皮が冷えるし冬場は寒いだろうと思っていたので、まさかそんな温度では洗髪していないだろうと思い込んでいたのですね。

だから、なぜ髪の毛に皮脂が残っているんだろうと思っていたのですね。

弊社のケアを始められた方の中にも、なぜかお湯洗いがちゃんとできない人がいらっしゃったので、「お湯の温度は何度くらいですか？」と聞いてみたのです。
すると「35度くらいのぬるいお湯で洗っています」とのこと。

「それじゃ、冬場なんかは寒いでしょう。頭皮が冷えて血行が悪くなるから41度～43度くらいで洗った方が良いですよ。」とお勧めしました。

すると「え？そんな温度で洗髪すると皮脂を取り過ぎるから良くない。と医師が書いている本に書いていましたけど。」とのお返事。

私は、「そのくらいの温度じゃ皮脂の取り過ぎにはならないので心配しないで下さい。もし不安なら湯船に浸かった時にご自分の腕をこすり洗いして、その後腕の皮膚がどうなっているのか？確認して下さいな。たぶんお湯を弾くはずですよ。お湯を弾くと言うことは皮脂膜が取れていないってことですよね。」
とお答えした。

【お湯で脂と落とすのとシャンプーで落とすのと】

どうも、皮脂を取るのはお湯でもシャンプーでも同じだと思っていらっしゃるのです。

確かに皮脂の取り過ぎは、頭皮を痛めたり弱めたりするので薄毛の大きな原因の一つです。そんなことは、私自身20年以上も前からホームページやメールマガジンで訴えています。ブログでは2004年ころから訴えていて、YOUTUBEでは2016年頃から訴えています。

でもね。取るか取らないかではなく、あくまでも「取り過ぎると駄目ですよ。」って訴えているのです。取るか取らないかの2つではなく、その間にはいくつもの段階があるものなのです。

分かりやすくする為に、頭皮の皮脂膜が5つの層で出来ていると仮定します。

• 冷たい水で洗うと、この5つの層の1階層まではも落ちないでしょう。


• 35度や36度のお湯で洗うと、この5つの層の1～2階層くらいまでは落ちるでしょう。


• 41度～43度のお湯で洗うと、この5つの層の3階層くらいまでは落ちるでしょう。


• シャンプーの付け置きやシャンプーで揉み洗いをすると、5階層全て取り去り、さらに皮膚自体にも影響が及ぶでしょう。


• 硫酸系・スルホン酸系のシャンプーで洗うと、5階層全てを取り去り、かつ皮膚も削り取ることになると思います。これについては、意識して髪の毛のみを洗うのか、頭皮を洗うのかにより頭皮への影響には差が出るでしょうが、悪さ加減の強弱があるだけだと思います。


• アミノ酸系のシャンプーで意識して髪を洗うだけにすると、3階層くらいまでは落ちるでしょう。


• アミノ酸系のシャンプーで髪だけでなく頭皮を洗うようにすると、4～5階層まで落ちるでしょう。頭皮の洗い方や洗っている時間によりどこまで皮脂が落ちるかと頭皮への影響度は変わってくると思います。

相談室でご相談者の方の頭皮と髪の毛を洗っていての感覚から、いろんなパターンを予測してみました。

上記のように、温度や界面活性剤の種類・洗い方の違い・シャンプーの種類やシャンプーする方法次第でも大きく差があると予測できるのです。取るか取らないかでは判断できないのは理解できるでしょう。

【洗髪時のお湯の温度】

洗髪時のお湯の温度は、41度～43度くらいにしましょう。湯船に浸かる際や洗髪する際に皮膚・体が気持ち良いくらいの温度が一番良いです。

が、最近は体温の低い人が増えているので、41度くらいの温度でも熱く感じる人がいらっしゃると思います。
こんな場合は、できるだけ40度に近い温度で洗髪して下さい。

低い温度での洗髪は、頭皮が冷えて血行が悪くなります。その上、お体を冷やす元にもなるので、頭皮や体を温める為にも40度以上のお湯で洗髪しましょう。理想は41度～43度程度。

体温の低い方は、体に筋肉を付けて体を動かしましょう。常に温かいものを摂り、冷やさないことを心掛けて下さい。

【さいたま市の相談室閉鎖のお知らせ】

長年本拠地としてきて、顧客数も増えていたさいたま市の相談室を9月20日をもって閉鎖しました。
長らくご利用頂きましたご相談者の方々には御礼申し上げます。

私の個人的な事情により関西に帰る必要が出来てしまったからで、本当に残念で仕方がありません。
さいたま市の相談室は閉鎖しましたが、関西の西宮市甲子園口北町にてご相談を承っています。

関東から以東・以北のご相談者の方々には、直接お会いしてのご相談は難しくなりましたが、電話やメール・オンラインでのZOOMを利用したご相談を承ることはできます。

時代は大きく変化進歩しています。

●西宮市甲子園口北町の相談室の住所・連絡先
└　兵庫県西宮市甲子園口北町1‐1サニーサイドビル303号
（JR東海道本線（神戸線）甲子園口駅北口出て目の前の青いビルの3階）
TEL：0798-65-5880（定休日：火・水、10時～19時）

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