前々回と同じようなタイトルですが、少し見方を変えて書いてみます。
育毛剤の効果で増える人がいるにはいます。たぶん薄毛で悩んで人の中でもかなりの少数派ではないか?と思います。薄毛でお悩みの人のうち1割もいないのではないか?と思います。
■育毛剤の効果で増える人はいる
広告で有名な育毛剤は2019年から2500万本(5年で200万人)も売れていると言いますから、その育毛剤を5年で200万人の人が使ったことがあるのだから、そのうちの1割が増えたとすれば、ざっと20万人の髪の毛が増えたということになります。
20万人というと、身近にいる知り合いの中に一人二人くらいの人の髪の毛が増えたと言う数字です。
例えは悪いですが、年間自殺者3万人(5年で15万人)というと知り合いとか知り合いの知り合いに一人か二人いる数字ですから、20万人を超える人の髪の毛が増えたとは考えづらいですね。良いとこ1%の2万人くらいではないか?と思う次第です。
でも、確かに育毛剤の効果で増える人はいます。それがどんな人なのか?が分かると、増えた増えたと訴えられても、あなたが該当するタイプでなかったら意味がないですよね。
■育毛剤の効果って何か?
その前に、育毛剤の効果には何があるのでしょう?それが分かるとどんな人に効果があるのかが大まかに分かります。
育毛剤の効果は以下のような効果があります。
●血行促進作用
●毛細血管拡張作用
●細胞分裂促進作用
●酵素活性化作用
他にもありますが、大体以上で9割以上を網羅していると思います。
これらの効果は頭皮に対して何らかの作用を及ぼして効果を出そうとするものです。何らかの作用を及ぼさないと、効果にはつながりませんから当然といえば当然です。
■育毛剤の効果で髪の毛が増える人の特徴
育毛剤の効果で増える人は、育毛剤の作用を活かすことができる人なんですね。
どんな人が育毛剤の効果を活かすことができるのでしょう?
●ちょっと髪の毛に不安が出てきた人
●少し髪の毛に元気が無くなってきた人
●元々髪の毛を育てる力のある人
●皮脂の分泌能力が高い人
●皮膚が強い人
●化粧品類に被れない人
●本当の薄毛の初期の場合
要は、皮膚が強く元々毛が太くて硬く量が多かった人で、初期の薄毛が表面化するかしないかの状態なら育毛剤の効果が効くことが多いのです。
以上の中で一番大事なのは、毛が太くて硬く量が多かった人のように元々毛を育てる力があるのかないのか、これ次第で育毛剤の効果の出方が大きく差がでます。
毛を育てる力のある人なら、明らかに薄くなってきても育毛剤の効果が活きて毛が増える方に働く場合があります。
が、毛を育てる力のない人の場合はちょっと毛に元気が無くなってきている場合には育毛剤の効果が活きる場合が時折ありますが、明らかに薄くなっている場合には、育毛剤の効果は薄毛を進行させる方に働きます。
■育毛剤の効果で髪の毛が減る人の特徴
育毛剤の効果で薄毛が進行する人ってどんな人なんでしょうか?それは以下のような人たちです。
●毛を育てる力が弱い人
●元々毛が細く柔らかい人
●アトピー体質の人
●喘息体質の人
●明らかに薄くなっている人
●皮脂の分泌能力が低い人
●皮膚が弱い人
●化粧品被れの経験がある人
いくつもあるなかで一番大事なのは、やはり毛を育てる力が弱い人(細くて柔らかく本数が少ない)かどうかです。
上記に記載したタイプの人は薄毛になりやすくて、一度薄毛になると回復するのに手間暇がかかり、なかなか上手くいかない場合が多いです。
育毛剤の効果を出すための成分の作用に、頭皮が負けやすいのです。
また、薄毛になっている人の場合は頭皮自体が弱っていることがほとんどなので、育毛剤の効果を出す為の成分の作用でさらに頭皮が弱っていくのです。
一時的に育毛剤の効果で薄毛が治った人でも、繰り返し育毛剤の効果に頼っていると育毛剤の効果を活かせない頭皮になってしまい、「一度良くなったのにどうして?」と言う状態になりやすいですね。
■育毛剤の効果が何年効き続ける必要があるのか?
育毛剤の効果は、今生えている毛には限定的にしか及びません。ちゃんと育毛剤の効果が及ぶのは、次に生え替わってくる毛からです。
その為、育毛剤の効果で本当に髪の毛が増えるには、ある程度の期間効き続ける必要があるのです。
その期間とは、毛の生え替わるサイクルを考慮すると、最低でも3年は効き続けることが必要です。
果たして、薄毛になっている人の頭皮に、育毛剤の効果が3年も効き続けることができるでしょうか?
上記の文章をよく読み、少し考えてみて下さい。