コロナ感染者数、12週ぶりに増加
厚生労働省は11月22日、
全国に約5000ある
定点医療機関に
11月11日~17日に
報告された
新型コロナウイルスの
新規感染者数は
合計9406人で
1定点当たり
1.90人
であった
と発表した。
前週の約1.29倍で
12週ぶりに増加
した。
昨年の同時期は
1定点当たり
1.95人
であった。
都道府県別の
最多は
秋田県の6.33人。
次いで、
岩手県5.57人、
北海道4.75人
と続く。
主要都市では、
東京都1.28人、
愛知県2.09人、
大阪府 1.13人、
福岡県1.15人
であった。
42都道府県で
増加した。
11月17日までの
1週間に
定点医療機関に
報告された
新規入院患者数は
1175人で
前週から315人
増加した。
集中治療室(ICU)
に、入院した
患者は36人で、
前週から4人
増えた。
都道府県別では
北海道4.75人、
青森県3.60人、
岩手県5.57人、
宮城県2.62人、
秋田県6.33人、
山形県2.12人、
福島県3.18人、
茨城県2.08人、
栃木県1.99人、
群馬県3.06人、
埼玉県2.08人、
千葉県2.21人、
東京都1.28人、
神奈川県1.50人、
新潟県2.77人、
富山県1.10人、
石川県1.88人、
福井県0.82人、
山梨県2.73人、
長野県2.93人、
岐阜県2.56人、
静岡県2.16人、
愛知県2.09人、
三重県1.75人、
滋賀県0.95人、
京都府1.20人、
大阪府1.13人、
兵庫県1.14人、
奈良県1.58人、
岡山県1.06人、
鳥取県1.14人、
島根県1.55人、
岡山県2.00人、
広島県1.55人、
山口県1.00人、
徳島県0.84人、
香川県1.04人、
愛媛県1.62人、
高知県1.36人、
福岡県1.15人、
佐賀県1.21人、
長崎県0.80人、
熊本県1.33人、
大分県1.02人、
宮崎県0.60人、
鹿児島県0.69人、
沖縄県0.89人
であった。
マイコプラズマ肺炎、患者数多い状態続く
発熱や長引く咳の
症状が特徴で、
子どもが感染する
ことの多い
「マイコプラズマ
肺炎」
の流行が続いて
いる。
全国の医療機関
から報告された
患者数は、
1医療機関当たり
2.43人と
依然として多い。
「マイコプラズマ
肺炎」
は、子どもに多い
細菌性の感染症で、
飛沫、
接触
で
広がり、
感染すると
発熱、
全身の倦怠感、
頭痛、
咳
などの症状が
みられる。
中でも、
咳は1週間以上
続くことがあり、
一部の人は肺炎が
重症化して入院
するケースもある。
国立感染症研究所
によると、
11月10日までの
1週間に全国およそ
500カ所の医療機関
から報告された
患者数は、
1医療機関当たり
2.43人
と前週から0.03人
減ったが依然と
して多い状況で
ある。
都道府県別では、
最も多いのが
福井県で6人。
次いで、
埼玉県4.42人、
京都府4.29人、
青森県4人、
東京都3.96人、
愛知県3.67人、
大阪府3.39人
と続く。
「マイコプラズマ
肺炎」
に詳しい
専門家のO氏は
「子どもの間で
流行している
ため、
学校が冬休みに
入るまでは患者
数が多い状況が
続くとみられる。
マスクや手洗い
などの
基本的な感染対策
を徹底し、
発熱や咳がある
場合は、早めに
病院を受診して
欲しい」
と呼びかけている。
インフルエンザ、前週より増加
厚生労働省が発表
した
「インフルエンザ
の発生状況」
によると、
令和6年
11月11日~17日
までの定点当たり
の報告数は、
「1.88人」
で、前週の
「1.06人」
から大幅に
増加した。
また、
令和6年
11月11日~17日
までの
インフルエンザの
指定医療機関の
報告数は
「9.309」
で、前週の
「5.252」
から増えた。
厚生労働省は、
手洗い、
マスクの着用
など
基本的な感染
対策を
徹底するよう
呼びかけている。
寒暖差が大きく
なり、衣服での
調整が必要な季節
だが、
気温とインフル
エンザは、
どんな関係が
あるのか?
答えは、
温度が下がると、
喉の粘膜の防御
機能が低くなる
ため、
インフルエンザに
かかりやすい状態
となる。
それ故、
インフルエンザを
予防するには、
次のようなことを
心がける必要が
ある。
➀外出時はマスク
を着用し、人の
多い所への外出
を控える。
・高齢者、
・慢性疾患を
抱えている方、
・疲れ気味、
・睡眠不足
の方は特に注意が
必要である。
➁帰宅したら
手洗い、
うがい
をすること。
#これは、
インフルエンザ
だけでなく、
一般的な感染症
予防のためにも
おススメである。
③室内では、
加湿器などを
使って、
適度な湿度
(50~60%)
を保つ。
④栄養バランスの
取れた食事と
十分な睡眠を
心がける。
これらを実施
されると
結果として、
体の抵抗力を
高めることが
できる。
とは言え、
予防したにも
拘わらず、
インフルエンザに
罹患した場合は、
安静にして
十分な休養を
取り、
早めに医療機関
を受診して貰い
たい。
鹿児島の養鶏場、鳥インフルエンザ11万羽余処分
鹿児島県出水市
にある
養鶏場では
11月19日、
死んだ鶏から
「H5型」の
インフルエンザ
ウイルスが
検出され、
県は20日、
この養鶏場で飼育
されているおよそ
11万3000羽の
ニワトリの処分を
進めた。
処分は、
22日午前8時に
完了し、
鶏舎内の清掃や
消毒などの
防疫措置が
引き続き
行われて
いる。
県は、
この養鶏場から、
半径3キロ圏内に
ある16の養鶏場
を対象に目視で
感染が疑われる
ニワトリの有無の
臨床検査を実施
したが、
今のところ
新たな感染が
疑われる事例
は確認されて
いない。
とは言え、
今シーズンに
「鳥インフル
エンザ」
の感染が確認
されたのは、
九州の養鶏場
では、今回が
初めてである。
一方で、
全国では、
20日までに10件
確認されていて、
これまでの中で、
最も多かった
一昨年秋からの
シーズンに並ぶ
ペースとなって
いる。
今回の感染経路に
ついては、
国の専門チームが
現在、
調査を行っており
県は、
この結果を対策強化
に生かしたいと
考えている。
コロナ新変異株「XEC」が拡大
新型コロナ
ウイルス、
オミクロン株
の新たな
変異株
「XEC」
が世界的に
広がりつつ
ある。
東京大医科学
研究所の
研究チームは、
「XEC」
が現在主流の
KP3よりも
➀広がりやすく、
➁過去の感染で
得られた免疫
から逃れる能力
も高い、
との分析結果を
まとめた。
チームによると、
「XEC」
は、
KP3と他の株
との
「遺伝子組み換え」
によって生まれた、
と考えられる。
また、
世界保健機関
(WHO)
では、
「XEC」は
欧州や米国、
日本
などのほか、
ブラジルからも
感染の報告が
ある、
とのことだ。
前述したように
この株は日本でも
確認されていて、
今シーズンの
流行は確実
という指摘が
ある。
重複するが
「XEC株」
の特徴は、
・従来の免疫が
効きづらく、
・感染力が強い
ということで
国は
「手洗い」
などの対策を
呼び掛けている。
周知の事実だが、
コロナはこれから
冬にかけて流行し、
再拡大する可能性が
大いにある。
言うまでもなく、
「マスクを着用
する」
などの感染対策が
より重要となる。
石川県、インフル・コロナ・溶連菌・感染性胃腸炎・手足口病・ヘルパンギーナ・流行性角結膜炎・マイコプラズマ肺炎の現状
<インフルエンザ>
県全体1.33人、
金沢市2.47人、
南加賀0.30人、
石川中央1.27人、
能登中部0.67人、
能登北部0.25人。
<コロナウイルス>
県全体1.88人、
金沢市1.06人、
南加賀1.90人、
石川中央1.55人、
能登中部5.67人、
能登北部0.50人。
<A群溶血性レンサ
球菌咽頭炎>
県全体1.79人、
金沢市1.18人、
南加賀1.17人、
石川中央2.17人、
能登中部4.50人、
能登北部0.50人。
<感染性胃腸炎>
県全体4.86人、
金沢市7.36人、
南加賀2.83人、
石川中央5.33人、
能登中部2.75人、
能登北部0.00人。
<手足口病>
県全体3.86人、
金沢市4.55人、
南加賀2.33人、
石川中央5.67人、
能登中部3.00人、
能登北部1.00人。
<ヘルパンギーナ>
県全体0.28人、
金沢市0.00人、
南加賀1.17人、
石川中央0.00人、
能登中部0.00人、
能登北部0.50人。
<流行性角結膜炎>
県全体0.71人、
金沢市1.00人、
南加賀0.00人、
石川中央2.00人、
能登中部0.00人、
能登北部0.00人。
<マイコプラズマ
肺炎>
県全体3.20人、
金沢市2.00人、
南加賀7.00人、
石川中央0.00人、
能登中部3.00人、
能登北部4.00人。
<コロナウイルス>