この時季の花の代表格のリンドウです。漢字で「龍肝」(「竜肝」とも)と表記します。凄い名前ですね!竜の肝なんて!
実は、このリンドウ、観賞用のみならず薬用として、全国各地で栽培されているのです。
リンドウの根には胃腸の調子をととのえる薬効が有るので、漢方では根を乾燥させて用いて来ました。それが胆汁の様に苦味が強い為、「くちにした事は無いものの竜だったらこれだけ苦い肝を持って居るのでは」という思いから名付けられた様ですね。
愛らしい花の姿からは想像出来ない名前ですね。
このリンドウ、9月から10月に青紫、白、桃色の釣鐘の様に元部分がふっくらした筒形の花を付けます。
今日は、鮮やかなピンク色のリンドウに出会いました。
室内で楽しむ為、狭口の花器に挿しました。
ピンク色なので黄色い小花と取り合わせて華やぎを演出しました。
「龍胆や朝はきらめく白馬岳」水原秋櫻子
自己紹介をさせて頂きますね。私は深澤宗里と申します。茶道教室をさせて頂いています。
裏千家深澤宗里茶道教室のホームページはこちら
よろしければお気軽にお問い合わせ下さい。尚、勝手ながら9月27日(木)は研修の為お休みを頂きます。宜しくお願い致します。