巡業に対する思い最終回です。
ここ10年ぐらいの傾向として、幕下以下の力士の数が少ないのが目につきます。
参考として、平成5年の盛岡巡業と去年の秋田場所を比較してみると・・・。
序二段の力士数は、平成5年が66名、去年が14名。
三段目は同じく58名と28名。
幕下は、30名と16名と半分以下の人数になっています。
人数が少なくなった第一の理由はやはり、ちゃんこの廃止。
関取の身の回りの世話の力士だけが帯同しているということでしょうね。巡業の支度部屋を覗いてみると、弁当を食べている関取の姿にがっかりしてしまいます。
先々日に述べた「山稽古」があまり見られなくなったのも、若い衆が減ったことに一因がありそうです。
以前は、一門の関取に同じ一門の有望力士を付け人につけて、巡業をまわらせ、これによりしつけも身につけられたりしたものですが、今はあまり見らないようです。
また、若い力士が一生懸命稽古しているのを見ると、不思議に情が入るものです。ちなみに自分は、本場所中に朝稽古見学でお邪魔した部屋の力士が気になってしまいます(笑)。
巡業でふれあった力士が、関取になったら本当に嬉しいものです。(といっても関取になる確率は低いですが・・・)
そういった楽しみ方も、減ってきているようで残念です。
大相撲トーナメントみたいな花相撲を見せられる巡業なら、各部屋が地方で行っている「キャンプ」の方が力士とのふれあいができていいと思います。
せっかくの地方巡業、もっと大相撲のいいところを主張してほしいと思います。
写真は勝ち名乗りを受ける華王錦。今年の巡業には来るのかな?
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