先日、申し込んでいた某全国紙が毎月頒布する額絵シリーズが届いていました。
今月から始まるのが、歌川広重の「東海道五拾三次」。
ヒロシゲブルーと賞賛された、藍色の使い方が大変印象的な浮世絵です。
今考えてみると、私が「浮世絵(錦絵)」に興味を持ったのは子供の頃。
当時(今はどうなんだろう?)、永谷園のお茶漬けに世界の名画のカードが入っていました。
仮面ライダーや野球選手のカード類よりも、北斎や歌麿、写楽などのカードを楽しみにしていたという変わった子供でした(笑)
しかしそれもランダムに出てくるので、結局完成される事がなかったのが懐かしく思い出されます。
で、今回の「日本橋 朝之景」。
日本橋は言わずと知れた5街道の起点。現在の日本橋の真ん中には「日本国道路元標」があります。
宿場ではないが、東海道の起点である日本橋からシリーズはスタートします。
開けられた南詰めの木戸から日本橋を望むおなじみの1枚ですね。
この1枚から東海道の旅が始まると共に、広重自身の未来への道が始まったと思います。
ちなみにこの画には「変わり図」というのもあり、板が彫り直された物も存在します。

構図はだいたい一緒ですが、人数が大幅に増えています。題名も「行烈振出」に変わっていますね。
せわしない感じがして、どうも落ち着かないのですが・・・。
どちらがお好きですか?(笑)