電車の撮影に行くと、よく見かけるこの標柱。
曲線標といってカーブの半径が記されていて、緩和曲線と曲線との境目にある。
緩和曲線とは、真っすぐな線路をいきなりカーブにすると電車の走行が不安定になるので、緩やかなカーブにして曲線に持っていく部分。これによって電車はスムーズにカーブに入ることができる。
ここでは半径800mのカーブを表している。
緩和曲線とは、真っすぐな線路をいきなりカーブにすると電車の走行が不安定になるので、緩やかなカーブにして曲線に持っていく部分。これによって電車はスムーズにカーブに入ることができる。
ここでは半径800mのカーブを表している。
裏にまわると・・・。
チンプンカンプンな表記が。C=20 S=0とあるのはCはカント、Sはスラックの意。
カントとは左右のレールの高低差を表し、これによりカーブを曲がる時、車体を内側に向けることによってスピードを落とすことなくスムーズに抜けていくことができる。
スラックはレールの幅(在来線は1067mm)をどのくらい広げてあるかを表しており、カーブでの車輪の外輪と内輪の回転数の差を調整する為にある。
電車の車輪をよーく見てみると、車輪の内側は半径が大きく、外側は小さくなるようになっているのがわかる。
レールの幅を広くすることによって、車体は遠心力でカーブの外側に寄り、外輪は半径の大きいの内側いっぱいで回転、内輪は半径の小さい方で回転し、左右の回転数を調整している。
クルマが好きな人は、これで電車にデフがない理由がわかると思うのだが・・・。
電車の車輪をよーく見てみると、車輪の内側は半径が大きく、外側は小さくなるようになっているのがわかる。
レールの幅を広くすることによって、車体は遠心力でカーブの外側に寄り、外輪は半径の大きいの内側いっぱいで回転、内輪は半径の小さい方で回転し、左右の回転数を調整している。
クルマが好きな人は、これで電車にデフがない理由がわかると思うのだが・・・。
ここでは、レールの左右の高低差が20mm、そんなにきついカーブではないので幅は0mm、広げていない。
ちなみに大宮の鉄道博物館にいくと、この仕組みを実験できるので、是非。
ちなみに大宮の鉄道博物館にいくと、この仕組みを実験できるので、是非。
TCLは、Transition Curve Lengthの略で緩和曲線の長さ(m)、CCLは、Circular Curve Lengthで円曲線の長さ(m)を表す。
はっきり言って生活をしていくのに全然必要のないものなのだが、知識の引き出しにそっとしまっておいてください。(笑)
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