日々是口実~引っ越し版~

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白鵬 梅ヶ谷に並ぶ

2010-09-22 23:45:56 | 大相撲
今日、白鵬は阿覧と対戦して危なげなく58連勝。


58連勝は第15代横綱・初代梅ヶ谷藤太郎と並ぶ大記録。


この梅ヶ谷の58連勝は、明治9年(1876年)1月場所8日目から明治14年(1881年)1月場所8日目までに作られた記録です。


といっても、連勝の始まりの明治9年1月場所8日目は、対手柄山戦での「引き分け」からスタート。


次の9日目は相手の四海波が「休場」により休み。翌四月場所は3勝1分5休。


同10年1月は8勝1分。翌6月、7勝1分1休。翌12月、9戦全勝。


同11年6月、4勝1分1預3休。翌12月、6勝3分。


同12年6月、5勝1預3休。


同13年1月、4分5休。翌5月、9戦全勝。


同14年1月は9日目、大関・若島に敗れて7勝1敗1分と58連勝の間に「13」の引き分けと「2」の預かり、「18」の休場を挟んでいる連勝です。


ただし、この当時は1場所10日間の興行でしたが、10日目の千秋楽には幕内力士は取組をしませんでした。


なので星取表上は「や」の休みになっていましたが、今集計には千秋楽の休みは数に入れていません。


現在のように千秋楽に取組をするようになったのは、明治42年の6月からです。



この初代・梅ヶ谷は突っ張りや筈押しを得意とした横綱。上記の58連勝の他に35連勝も記録するなど、明治初期の相撲廃止論が渦巻く中、人気を巻き返した名横綱です。


この様な変則的な連勝記録ではありますが、驚きなのは横綱時代の連勝ではなく、「前頭4枚目から大関まで」の記録だということ。


これは双葉山の69連勝(関脇から横綱の間)と似た形ですね。



引退後は梅ヶ谷から「雷(いかずち)」を襲名、相撲界の改革や旧両国国技館の建設に尽力。


後年2代目梅ヶ谷(第20代横綱)に雷を譲りましたが、初代の功績をたたえ「大雷(おおいかずち)」と敬意を評し呼ばれました。


また83才で没したのは横綱の中ではもっとも長寿でした。(2位は今月亡くなられた初代・若乃花)



イメージ 1




写真はその初代・梅ヶ谷藤太郎。身長176センチ、体重120キロの超豪横綱。それに比べて体格では上回る、今の力士たちは・・・。




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2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
秋アキさん、こんにちは。お酒を飲みながらお仲間と相撲観戦、いいですなぁ。 (ふくちん)
2010-09-23 10:43:00
その楽しみ方こそ、江戸時代からの続く大相撲の普遍的な楽しみ方なんだと思います。
引き分けと預かりはちょっと分かりにくいですね。説明が長くなりそうなので、今晩までにまとめておきます。少々お待ちください(笑)。
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ふくちんさん こんにちは。昨夜は 近所の行きつけの居酒屋にて (秋アキ)
2010-09-23 06:33:00
お店の小型TVで、常連さんたちと「白鵬」を楽しみました。やはり大相撲観戦は大勢でワイワイやりながらの方が楽しいですな。
ときに、質問!
ふくちんさんの大相撲の歴史はとても興味深く拝見しているのですが、当時の勝負の中で「引分」と「預り」の違いを教えてくださいませんでしょうか。
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