今日は大相撲の1月場所の千秋楽。
昨日、一足先に優勝を決めた白鵬は、数年ぶりに千秋楽結びの土俵に上がった魁皇を退け、6連覇に花を添えました。
11日目に稀勢の里に負けたものの、まだまだ白鵬を脅かす力士は見当たりません。
この分では来場所の優勝も容易に想像できます。朝青龍の持つ7連覇にも並びそうですね。
それはそうと、千秋楽の弓取式では九重部屋の千代の花が最後の弓さばきを見せました。
なんでも今場所で引退。花道では弟弟子の佐ノ山親方(元千代大海)が花束でお迎えしていました。
地位は上でも、相手は兄弟子。相撲界の美しい一面が見えましたね。
今夜、部屋の打ち上げパーティーで、断髪式を行ったそうです。
去年の春頃に高砂部屋の男女ノ里からバトンタッチした千代の花。
決してうまいとは言えない弓取りでしたが、最後の弓取式にも関わらず淡々と行っていたのが印象的でした。
ここで少々、弓取式の解説をば。
結びの一番の勝者に代わり弓を振る力士は、基本的には横綱のいる部屋から選ばれます。
弓取りの所作は毎回おなじように見えますが、実は結びの一番の結果により所作が違うのご存知でしょうか。
弓取りの力士は、結びの一番で東方が勝てば東から、西方が勝てば西から土俵に上がります。
もう1つ、「弓を抜く」といわれる弓で土俵を掘るような動作も、東方が勝つと東側から、西の場合は西から抜きます。
あと重要な事は、弓を落としてしまった時。
この時は、手で拾わずに足で弓を跳ね上げ取るように決められています。
理由はいわずもがな、土俵に手をつけてはいけないという事。
勝った力士の代わりに演ずる弓取式、手をつく事は許されません(笑)
ただ去年の3月場所、前任の男女ノ里(みなのさと)が足で跳ね上げられずに手で拾ってしまうといった珍事がおきました。
その前に落としたときは、足で出来たのに・・・。
最近は横綱が負ける事が少ないので、この違いを目にする機会がありません。
白鵬が負けた時には思い出して注意して見てください。
じっくり見ると、美しい弓取式。
観客の皆さんも弓取式が終ってから席を立って欲しいものです
上記を踏まえ後任の弓取りは是非、宮城野部屋から出して欲しいものですね。
写真は秋田場所での千代の花。今までお疲れさまでした。
さて、大好きな大相撲も終わってしまいました。後ろ髪惹かれるものの、TV桟敷から離れて、たまには、「夜楽」(=バルブ撮影)にでも出かけてみましょうかね。
夜の活動、再開ですか(笑)今冬は朝のあけぼのが遅れっぱなしでサボり気味です。夜は比較的時間が読めますから、私も行ってみようかな?