flexaretⅥ berar80mm/f3.5 Velvia100
(EOS30D+OM ZUIKO 50mm/f2 MACROで複写)
(EOS30D+OM ZUIKO 50mm/f2 MACROで複写)
これからの撮影テーマ〝集落スナップ〟を撮るには、ファインダーを上から覗き込むスタイルの方が撮りやすく、ここは念願の中判カメラを!
中判カメラは10年後の楽しみと心の奥底へしまった筈でしたが。。。買ってしまった
中判カメラで欲しかったのはローライフレックスとペンタックス67。
ペンタックス67は手持ちで上から覗き込んで撮影するのは辛そう。
それなら二眼レフとなりますが、ローライは高い
何かいい機種は無いかな~と、とりあえずヤフオクで相場チェックをすることにしたのですが、そこでひつとのカメラが目に止まりました。それがこのフレクサレット
今までノーマークだったチェコスロバキアのカメラ。でも、かつての東欧にありがちだった模造タイプではなく、その当時のチェコの工業技術をもってローライフレックスなどの西側カメラに敢然と立ち向かったカメラです(のようです。)
ネットを検索してみると評判は上々。何より、レンズの評価が高く、プラナーに迫るとか!?
それは言い過ぎとしても、これなら〝将来はローライ〟という欲求を打ち消し、このマニアックなカメラがボクの虚栄心をも満足させてくれるのではないかと思い、結局は購入してしまいました。
中判カメラにはプローニーフィルムを使う事になりますが、これは初!フィルムの装填も、巻き上げも、巻き取りも、全てが初体験でネットで皆さんの解説を読みながらドキドキのチャレンジでした!
さて、実際の撮影には慣れが必要で、上からファインダーを覗き込むと、そのマット面の大きさはとても気分がいいのですが、どうも垂直・水平が取りにくく、なかなかフレーミングが定まりません
露出計は付いていないので、単体露出計で測りながらの撮影。
自分に合っていると思ったのは、EV値を合わて絞りとSSを選んでいくこと!いつもEV値を意識して露出を考えていただけに、ボクの撮影スタイルにはとっても馴染みます
肝心の写りはといえば、仕上がりの結果はとにかくいい感じ。詳しくは分かりませんが、40年前のレンズとは思えない発色の良さ!シャープネスとコントラストも申し分なく、「もっと柔らかく古臭い描写でもいいのに!」と思うくらいのいい出来に仕上げてくれます。
前後のボケはもっと出るかな~と思ったらF5.6では思った以上に前後が造形されます。もっと絞り開放側で試したかったのですが、シャッタースピードが1/500までしかないので快晴のもとでの絞り開放撮影はとても無理
次回は日陰で開放撮影を試してみようかな!
これから自然、集落、ヒトをこのカメラで捉えていきたいと思います。
2008年5月購入