中尊寺 金色堂

[2023年東北旅行➁]


2日目は今回のメインイベントの中尊寺＆毛越寺へ。

盛岡から平泉へ2両編成の東北本線に乗って行きました。

平泉では友人がお願いしておいた現地ガイドさんと合流。

ガイドさんは自動車、私たちは駅前から電動自転車をレンタル。

早速、毛越寺前で待ち合わせ。

ここはお庭が美しいと有名ですが、芭蕉の名句の一つ、

夏草や兵どもが夢の跡

の句碑があります。

もう文字が見えない～芭蕉の句碑

芭蕉はここに来て人生の儚さを思い知ったのでしょうか。歴史を感じさせる場所です。

ここは奥州藤原氏二代基衡から三代秀衡の時代に多くの伽藍が造営されましたが、藤原氏滅亡後、たび重なる災禍に遭いすべての建物が焼失したそうです。

現在、大泉が池を中心とする浄土庭園と平安時代の伽藍遺構がほぼ完全な状態で保存されており、平安様式の本堂が建立されています。

毛越寺をあとに中尊寺へ自転車で行きます。

自転車だととっても気持ちがいい季節～～～。

中尊寺はけっこう山の中にあって、こんなところに建てられたんだなぁ、と感慨深いですね。

中尊寺への坂道

中尊寺のハイライトはなんといっても金色堂です。

平面の一辺が5.5メートルの小型の仏堂。鉄筋コンクリート造りにおおわれており、ガラスケースに納められて外気と遮断されていました。国宝建造物第一号です！

何がすごいって、金箔がすごい！！　（数年前に外壁に生じた亀裂や金箔の剝離が補修されたので）

金色堂の入り口

ここでも芭蕉の句！

五月雨の降りのこしてや光堂

芭蕉の句碑前で

なんて品格のある句なんでしょうか。

本堂は今、修理中でした

ここは江戸時代の芭蕉の前に平安時代の西行が来ています。

まぁ、芭蕉は西行の足跡を追ってきたともいわれていますが。

ガイドさんから、東物見台にある西行の歌碑、

きゝもせず束稲やまのさくら花よし野のほかにかゝるべしとは

と教えてもらいました。

現在、桜はほとんど残ってないのだとかと聞きました。

中尊寺のあとはガイドさんと別れて、「高館義経堂」へ自転車で。

ここは義経終焉の地です。

北上川と束稲山が見えます。

前日、盛岡で見た北上川です。

その後、道の駅平泉でチープなランチ～～。

ずんだもちが超おいしかったです、安いし～

平泉駅。ここから松島へ