約二十年前に早稲田大学探検隊部11人がアフリカのコンゴにある湖にムベンベ(ネッシーみたいな)を探しにいくノンフィクションです。出発までのスポーサー探しや仲間集め、共産圏のコンゴでの交渉、原住民との混乱。苦労が本を通じ伝わって来ます。
肝心の怪獣探しをするまでが大変なのです。
念願の現地でもマラリアや虫の来襲そして極度な食料不足による空腹etc.(湖に約40日の滞在!)そしてついに探検隊達が見たものは‥!!
最後の怪獣の正体は読んで見てからのお楽しみです。 本の末尾にはその後の探検隊達(当時大学生もいいおじさん)が本を発行するにあたり当時を振り返りコメントを寄せています。そこは少し涙が出ました。
解説にはあの宮部みゆきさんのコメントがあり、その内容には全く同感いたしました。
結果をもとめずそこにいくまでの過程が大切なんだ。そんな事を感じさせてくれた楽しい本でした。