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思うに、私自身の平凡な人生に比べたら、本山博先生の行動力というか実行力はすごいなと思いました。Psiエネルギーについて、科学的に、調べようということで、インドへ出かけ、ヨギのPsiエネルギーと身心の関係を研究したり、フィリピンにでかけ、トニーやブランシェらの心霊手術に立会い、後に心霊手術について、なぜ人がひきつけられるのか、『フィリピンの心霊手術』という本を1977年(昭和52年)に発行しているのです。私が23歳の時です・・・・。
以下、『フィリピンの心霊手術』より。
「ここで私が最初にA氏に忠告したことが現われてきたように思う。トニーの手術や他の人の手術を見て、心霊手術は万能ではなく、限界があることを感じていたことが、あまりのも早く現実となった訳である。心霊手術には限界があることについては、やはり、体質や神経機能の状態に基づく病気は治りにくいようである。
マルセロとブランシェが心霊手術の能力を得るに至ったいきさつには根本的に共通したところがあるのを理解戴けたと思う。つまり両人とも、聖なる山で、修行中に師匠に額に手を当てられ、聖なる力、マグネッティパワーが心身に流入し、それから心霊手術ができるようになっていることである。いずれにしても、この聖なる力、彼らのいうマグネッティパワーなしには心霊手術や治療は行えない。この点ではトニーについても全く同じである。
ところでヨガによると、長年のヨガ行を通じてチャクラを目覚ましたヨギは、プラナ(宇宙エネルギー)をチャクラを通じて受容し、そのプラナ及びチャクラにおいてプラナから物理的エネルギーに転換されたエネルギーを、ナディ(或は鍼灸の経絡)を通じて内臓器官、体表の組織、更には心にまで流入せしめるのである。その結果、心身は健康となり、進化することができ、更に、ヨギはそのプラナを使用して、他人の病気も治すことができる。
私には、心霊治療家もヨギと同様のことができるように思う。即ち心霊治療家は長年の苦行を通じてチャクラを目覚まし、プラナ(生命力)を神或は宇宙から無限に受容することができ、且、その受容したプラナを、ナディ或は経絡を通じて患者の身心に流入せしめうる、或は直接に患者の病的部分に流入せしめえる。かくて、患者を霊的に治すことができる。」
以上、本山博先生は、実際に何度かフィリピンを訪れ、実際に心霊手術を目のあたりにし、自分のヨガのチャクラと鍼灸の経絡などの研究などからPsiエネルギーとフィリピンの心霊手術について、革新的な結論をだしているのです。
・次回に続く・・・・。