koshiのお部屋2

万年三歳児koshiの駄文のコーナーです。

快挙!!!

2010年02月19日 23時59分59秒 | スポーツ
見事というよりほかありません。
これを快挙と呼ばずしてどうするのでしょう・・・。
何だ銅か・・・と思った人は,今日に至るまでの彼の苦難を知らないのでしょう・・・。
はっきり言って,スケート靴履いてリンクに立っているだけで凄いことなのですから・・・。

一昨年の10月末,大輔故障で今季絶望なるニュースを知った時,膝の靱帯だから,もしかするとこのまま・・・という最悪の事態を想像したのは私だけでは無いでしょう。
そして,今季の復帰第一戦となったフィンランディア杯のFSを見て,優勝はしたものの痛々しい姿に往年のキレや冴えが全く見られず,ここまで戻ってきただけでもたいしたもの,と思っていたのですが,NHK杯,カナダ杯,代々木で行われたGPF(但し,良かったのはSPのみ)と試合を重ねるごとに少しずつ復調。
年末の全日本選手権で,別格の演技を見せてくれたのは記憶に新しいところです。
一昨日のSPで3位という好位置に付けてはいたものの,プレッシャーは並ではなかった筈です。
冒頭の4Tこそ失敗したものの,その後は見事に立て直し,続く3Aを決めたことで完全に波に乗りました。


フェデリコ・フェリーニ監督による「道」の音楽は,同胞であるニーノ・ロータが付けました。
演技冒頭の甘美な旋律が流れた瞬間から,小柄な大輔の全身が放つ独特のアトモスフィアにぐっと惹き付けられました。
旅芸人を表す,軽やかでリズミカルな旋律に乗せたサーキュラーラインステップシークエンスが始まった瞬間,思わず熱いものが込み上げてくるのを禁じ得ませんでした・・・。大化けした05年のNHK杯からトリノ五輪を経て,今日に至る彼の「道」は決して平坦なものではなく,紆余曲折に富み時には絶望に至るものでもあったと思います。
その「道」を外すことなく,力強く歩んだ若者の姿は,見る者の涙腺を刺激するに相応しいものだったと思います・・・。
渾身の力を込めたストレートラインステップには,そんな彼の面目が躍如としていたと言っても良いかもしれません・・・。


織田の靴紐禍には批判も有るかもしれませんが,本人の選択の結果ですからやむを得ないと思います。
もしあれが無かったら,ランビエールに負けはしなかったのでは・・・と,ついつい思ってしまいますが・・・。
小塚は,持ちうる力を存分に発揮しましたね。
3Aの失敗さえなければ4Tも決まったことだし,地元のチャンを食っていたかもしれません・・・。
あの時点でのトップは極めて妥当と思いました・・・。


4Tの無いライサチェックと,それが必殺技のプルシェンコ。
プルシェンコは勝利を確信した余裕の表情でしたが,冒頭4Tと続く3Aの空中姿勢の乱れと流れを断つコンビネーション,そして相変わらず単調なプログラミング,と見ていて楽しいものではありませんでした。
一方,ライサチェックの方はSP同様にキレ味が抜群で,見応えがありました。
ジャンプのプルシェンコ,スピンとステップのライサチェック,そしてステップと表現力の大輔,といったところでしょうか・・・。


ジュベールとベルネル(GPFの辞退者と繰り上げ選考者)という私のご贔屓である欧州の実力者2人は,FPも力を出し切れずに終わってしまいました。
反面,アモディオにブレジナという同胞の後輩が順調に育ってきていることを感じることができました。
特にアモディオは,スピンのキレが抜群でステップのエッジワークも深く,将来が楽しみです。


・・・ということで,大ちゃんに釘付けだった一夜でした。
来週の女子はどうでしょう・・・。
男子の予想は外しましたが(安定感抜群のライサチェックを忘れていた・・・),やはり1位キム・ヨナ,2位ロシェット,3位コストナーかなと・・・。
4位浅田,安藤はその下・・・と踏みますが,上位がこけて安藤がノーミスなら表彰台が見えるでしょう・・・(今季,キレは全く無いものの何故か高得点だし・・・)。
前回のトリノ同様,上位の予想が外れると良いのですが・・・。
日記@BlogRanking

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