週末街呑みもカラオケも無かったので,至って正気(但し週末疲れは取れず)で起床。
午後から博物館主催の市史セミナーを受講する。
それについては,少なからぬ収穫が有り,期待通りのものだったのでいずれ述べてみたいのだが,実は行き帰りが大変だった・・・。
我が街は沖積平野のど真ん中に位置し,藩祖公の開府以来400余年が経つが,基本的に西部は山であり,旧市街地北部には丘陵が東西に走り,そのいずれもが隣県との境の奥羽山脈を形成する連峰まで続いている。
我が家は市内北西部の丘陵の最上部に位置する為,分水嶺たる峠を越えて南の旧市街へ出なくてはならない。
分水嶺ということは,単純に言ってしまえば川の水系が変わることでもあるので,極端に言えば峠の南北では植生や天気が異なることもある。
少なくても積雪量は数センチ違う日も有るし,峠を越えたら雨になった・・・ということも有った。
でもって,その峠の北側斜面を苦もなく登る。
何せこういう時のための四駆である。
不経済とか燃費悪いとか言われるが背に腹は替えられない。
かつて若い頃1度だけEL44なるFFクーペに乗っていたことがあったが,城山を登って市内南西部の職場に通うのにえらく難儀したので,以来四駆のワゴンに乗り換えて今に至っている。
但し,四駆は万能ではない。
下りで流れれば,駆動方式は関係ないし,コントロールアウトした車体を立て直すのは,レーサーではない私のような素人ドライバーには困難だ。
セバスティアン・ローヴや,ちょい古いところだとコリン・マクレーやデレック・オリオールといったWRCクラスのドライバーなら屁のようなものなのだろうが・・・。
その峠道が大渋滞していた。
登れない車を押していたのと(今回は後方からだったので手伝えなかったが,かつてBM3シリーズやCIMAを押したことが何度か有った),放置された車両が道を塞いでいたからだった。
積雪は僅か5cm。
それこそ我々にとっては,どうってことないレヴェルだったはずだ。
雪の多い今シーズンは,幾度となく20cmの新雪を踏みしめて走っているし・・・。
ところが,折からの寒気によって路面が凍結。
市街地と郊外を結ぶ幹線とはいえ,積もったのが土曜の未明だったからか,たいしたことないと判断されたせいか,除雪もいつものようなフットワークは無かったのだろう。
峠道は完全につるつるのアイスバーンとなっていた。
雪道には,新雪路,圧雪路,アイスバーン等,いろいろな種類があり,気温や日照によって路面の状況が異なるし,それによるタイヤのグリップとの相性も有るようで,同じアイスバーンでも場所によってはブレーキの効き方が違ってもくる。
それもまた雪道走行の怖さであり,難しさでもあると思う・・・。
ブレーキを労って小当てのポンピングとシフトダウンによるエンジンブレーキで何とか急坂を凌いで,帰途もアイスバーンに阻まれながらも帰り着くことができた・・・。
車外気温計を見ると,今日は-6℃(勿論我が家近隣)まで下がったようなので,今夜いっぱいつるつるのアイスバーンは続くことだろう。
飲んでしまったので,今夜は出掛けないが,明日は精米を頼まれている。
願わくは気温が上がって欲しいが,雪の予報はないものの予想最低気温が-4℃。
今日より1℃低い。
・・・ということは,我が家の辺りは今日よりさらに1℃下がって-7℃・・・??
市街地より-2~3℃・・・とは聞いていたが,積雪の殆ど無いに等しい市南部の住人を喜ばせるだけか・・・。
市街地に近く,生活に便利なのは北部と思うのだけれど・・・。
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