アメリカンモータースポーツの聖地インディアナポリス。
世界三大レースの一つであるインディ500マイル(他の2つはモナコGPとル・マン24H)の開催地として有名ですが,2000年からオーバルコースの一部と新設のインフィールドセクションによりF1を誘致に成功。
カナダGPとのダブルヘッダーは北米ラウンド2連戦として,欧州ラウンドの間に割って入ります。
アメリカGPというと,古くはワトキンスグレンとか,ラスベガス,フェニックス,デトロイトといった市街地コースの印象がありましたが,オーバルのバンクをF1が走るなんて考えただけで凄いと思います。
で,今年の結果ですが,う~ん,アロンソまじでやばいですね。
タイヤの問題なのか,マイナートラブルなのか分かりませんが,一度中盤に接近戦を演じた以外で新人のハミルトンに全く対抗できなくなっていましたから・・・。
前回のモントリオールでは,4度のセフティーカー導入やペナルティくらったこともあって,ガチンコ勝負とはいかなかったから比較はできませんでしたが,今回は予選・決勝を通してアロンソの完敗でした・・・。
長いホームストレートでのスリップストリームの応酬やインフィールド区間での接近戦,そして1コーナーでのブレーキング勝負と見所は有るのですが,大味な感じがするのは私だけでしょうか・・・。
バトン(英:HONDA)とフィジケラ(伊:Renault)のサイドバイサイドとか結構凄いバトルだったのですが,終わってみると何か印象が薄いレースとなった感じです。
前回で株を上げた我等のたっくんですが,今回はスパイカーをどつき回しているうちに自爆スピンしてグラベル一直線,という悪い部分が出てしまいました。
おまけに黄旗区間でバトンを抜いたということで,ピットストップペナルティ喰ってのリタイヤなので,次回のフランスGP予選は10グリット降格という,もう踏んだり蹴ったりです。
黄旗区間での追い越しはしていない,ということなので,ぜひFIAに提訴してもらいたいものです。
バリチェロとラルフは0周リタイヤ。
粘り強く走って下位グリットから何とか1ポイントもぎ取った前戦と違い,完全にラルフスランプですね。
ジリ貧で引退,などという良からぬ噂も流れており,次戦では地元出身のテストドライバーであるフランク・モンタニーにシートを奪われるのでは,とも言われているようですので,何としてもそうならないよう願いたいです。
その点,孤軍奮闘の感があるトゥルーリが6位入賞は立派です。
悪いなりに結果を出していくしか,今のTOYOTAはないのかもしれません。
モナコで上向きになったと思ったら,HONDAの傷は存外深いですね。
今回もノーポイントに終わったし,実質昨年型HONDAのモノコックに同じエンジン載せたプライベーターのたっくんやアンソニーにかわされるようじゃ,バトンもやきがまわったようです。
HONDAワークスを追われたたっくんにしてみれば,ざまあみろ,というところでしょう。
次戦はマニクールサーキットでのフランスGP,そして一週間後のシルバーストーンでの英国GPと,F1は欧州に戻ります。
モントリオール市街,ノートルダム島のセントローレンス運河沿いのカナダGPのロケーションも捨てがたい魅力がありますが,やはりF1には欧州が似合います。
また2週間の辛抱の始まりです・・・。
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