チベットが大変なことになっている。
否,厳密にはチベット民族が大変なことになっていると言うべきだろう。
一昨日のエントリに書いたように,チベット自治区で起きた暴動は各地に広がりを見せたている。
四川,甘粛,青海といった周辺の自治区のチベット人たちが呼応するように抗議行動に立ち上がっているのだ。
中国政府当局の軍隊や武装警察が装甲車両を動かしたり,僧侶に化けてチベット人に近づいたりしたことによって,挑発に乗ったチベット人たちが激高し,犠牲者は増える一方である。
中国当局は,当然のことながらダライ・ラマ14世を批判している。
組織的・意図的に暴動を起こさせ,平穏を破っている,というのが主旨である。
さらには,北京五輪への不参加を臭わせた国に対しては,
「スポーツに政治を介入させるな」
と厳しい非難を浴びせている。
そして,
「チベットの治安は安定している。」
と来たのには魂消た。
人の国に勝手に入ってきておいて,そんでもって平穏と平等をもたらした,とでも言うつもりだろうか・・・。
あくまでも,チベット人が暴動を起こしそれを合法的に鎮圧しようとしている,ということにするつもりなのだろうか・・・。
亡命政府は,国連による査察を望んでいるようだが,国連安保理は先ず動かないだろう。五大国一致の原則が,中国とロシアの反対によって発動にならないだろうから,所詮国連など五大国のもの,ということだ。
さらには,中国当局が報道規制をして,各国の記者団を厳しく締め付けている事実も,採り上げられた。
チベット自治区から海外のマスコミは退去を命じられ,さらにチベットを批判するコメントは認めているともいわれる。
で,この件に関して我が国の外相は,
「北京五輪を成功裏に終わらせて欲しい」
と言うに留まった。
なんかなぁ・・・生ぬるいと思うのは私だけだろうか・・・。
だいたい国民がこの件に関して関心が高い筈ないし,チベットと中国の歴史的関係に関しても,きちんと認識している者がどれぐらいいるのだろう・・・。
隣の国のことだから,対岸の火事では居られないと思うのだが・・・。
いずれにせよ,確固たる見解を示し,発信することが急務である。
欧米諸国に「及び腰」などと言われぬように・・・
ところで、ガンダム全集をそのうち、取りに伺います。スペースができました。来月早々に伺ってもよろしいでしょうか。
長らくお借りしました。
楽しませていただきありがとうございました。
とんでもないお宝なので,オークションに出したらとんでもない値がつくかもしれません。
スペースができたとは羨ましい。
我が家は,物置部屋が1つあるくらいで・・・。
4月の週末は極力家にいるつもりですので,予定が分かり次第telか,やほうにメールください。