今日は奈良観光でもしようかと。
東大寺や春日大社は大昔に修学旅行で行ったし、数十年で変わるものでもないだろうから、飛鳥時代の古墳でも見るか。
朝食は部屋食だった。
というか、レストランや食堂スペースみたいなものは無かったな。
天理を出発してR169を南下し、飛鳥方面に向かう。
まずは石舞台古墳へ。
石舞台。
でけえ。
中に入れるようになっている。
お姉ちゃんとの対比で、石のでかさが分かるだろう。
石室内部。
数十トンもある巨石が積み上げられている。
ピラミッドなどの巨大建造物に比べると、古墳なんて大きいけど土盛っただけと思われがちだが。
ところがどっこい、実際の内部はどうやって作ったのレベルのオーパーツぶりであるな。
エジプト人もびっくりだ。
次は万葉文化館の隣にある、亀形石造物を見る。
近くに亀石という有名な石像もあるのだが、こちらは平たく、甲羅がくりぬかれて水槽のような形状になっている。
上からの湧水が小判形の水槽に注がれ、不純物などが沈殿した上澄みがさらにこの亀形の水槽に貯められる仕組み。
そうして清めた水で禊や祭祀を行ったのではないかと考えられているそうだ。
平成12年頃と割と最近発掘されたものなので、私が修学旅行で来た頃には土の下に眠っていたわけだな。
亀形石造物からちょっと斜面を登った上にあるのが、古くから知られている酒船石遺跡。
巨石の表面に窪みや溝が彫られていて、幾何学的模様になっている。
江戸時代から酒を絞る装置だとか、薬を調合する施設だとか諸説あるらしい。
これも何とも不思議な造形だな。
近年亀形石造物が発見されたことで、それと関連のある施設という説も出てきているが。
手前の凸凹は、溝を掘って楔を打ち込み石を割った跡で、近くの城の石垣に使われたらしい。
貴重な史跡に何て事をしやがる。
万葉文化館は10時オープンという事で、中に入れず。
これも平成10年と最近発掘された富本銭の展示などもあり、見たかったのだが。
以前教科書で最古の貨幣と言われていた和同開珎より古いそうで、教科書を書き換えたとか。
亀形石造物と同じ、歴史的新発見って奴だね。
暑くなってきたので、アイスコーヒーを飲んで、次へ行こう。
桜井市まで戻り、R165で榛原を経由、R369で針まで行き、そこからは行きと同じくR25名阪国道で伊賀上野へ。
R422と307で、信楽ICからは新名神高速に乗る。
土山SAで昼食と思ったのだが、結構混んでるな。
ここは上下集約型なので、大阪方面へ向かう客もかなり居るようだ。
亀山から新しくできた新名神の延伸区間に入り、鈴鹿PAへ。
NはホンダのNシリーズの宣伝かと思ったら、NagoyaのNらしい。
鈴鹿を走ったライダーの皮ツナギ。
昼食はぼつ焼き丼と伊勢うどん。
ぼつ焼きは松坂豚のハラミで、少ししか取れない希少部位だそうだ。
美味い。
F1のシミュレーターなんかも置いてあるな。
最近のF1のハンドルはボタンが沢山あって、ゲームのコントローラーみたいだが。
新名神からそのまま湾岸道、東海環状道を通り、豊田で一般道に下りる。
豊田からはR153で飯田経由で塩尻へ。
今日は420km程走ったが、一部高速道路を使ったので早めに帰宅できた。
石尽くしの2日間だったが面白かったな。