Fare un brutto sogno

大切なのはバランス
無理をしたときの揺り戻しが一番怖い

北朝鮮戦2-1

2005年02月09日 22時35分36秒 | 1.心の叫び
隣にいた鞠サポに、思わず叫んだ。
俺ら松山で、あいつにコテンパンにやられたんだ。
アイツだよ。
オオグロだよ。

初戦は苦戦した方がいい。
そうは思ったけど、ロスタイムの勝ち越し弾は、やり過ぎだよ。
疲れたよ。
だけど、凄いよ。
これが最終予選の始まりだよ。
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寝るな!!

2005年02月09日 22時22分37秒 | 1.心の叫び
開始4分、アレの奪ったFKをミツオが決めて、いきなり先制。
最終予選は苦しい。
いつも苦しくなる。
半端じゃなく、厳しくなる。
簡単に先制した出だしに、フランス予選がよぎった。
あん時の国立もお祭り騒ぎだったな。
KAZUとJOEがキックオフの時にボールに膝まずき、祈った姿。
とっても楽ちんなスタートだった。
それもつかの間。
2試合目から、どんなに茨の道を歩いたことか。
私は忘れない。
私が日本サッカー暗黒世代、谷間世代だからかも知れないが、
いつも世界、いや、アジアに煮え湯を飲まされて来た世代だから
最終予選の怖さだけはホント骨の髄まで染み付いている。

暫くして隣の鞠サポが言った。
「私、眠くなっちゃいました」
!!!
「お前、アホか」
「最終予選がこのまま終わるわけないだろ!」

フランスW杯出場、中田のセリエA活躍、世界ユース、コンフェデ、W杯日本開催、決勝トーナメント出場。
サッカーを見るようになって、そういう時代を過して来た若者には、日本が勝つことは当たり前なんだろう。
自分のような化石は、今の若者にはよくない、悲観論者かな、と思ったこともあったが、やっぱりW杯最終予選は別だよ。
絶対に、厳しい闘いが待ってるはず。

「こんなもんじゃないんだよ」

そういうこうするうちに、後半、ヨシカツが逆を突かれて同点。
調子のいい高原、お疲れのシュンスケを投入し、失った流れを引き寄せようと試みる。

そんな時だったかね。
北朝鮮の正面からのミドルシュート。
右すみを勢い良く急襲したしたボールは、ゴールネットを吊り上げるポールを直撃し中央に跳ね返る。
そのボールの動きは、まるでゴールインしたボールがマウスの中を伝わったように見えた。

おそらくね、この一撃で日本中で寝ぼけていたボケ世代が目覚めたんじゃないかね。

案の定、隣の鞠サポは目を見開いて唖然、呆然としていた。
この一撃をきっかけに、バックスタンド一帯から、コールや手拍子や声援や絶叫が始まった。

そうだよ
スタンドの位置なんか関係なく、ここに集まった全てが、そのエネルギーを青いジャージに注がなきゃ、勝ち抜けないのが最終予選なんだよ。

ロスタイムになっても、地鳴りは続いた。
両目をひん剥いた観客達は、サポーターと呼べる人になっていた。

そして、オオグロが決めた。

選手よりもね、スタンドにとってとてもいい教訓になった試合だったよね。
北朝鮮、友好、大人の対応???
関係ないよ。

誇りにこだわって
勝ちにこだわって
スタンドのエネルギーを
目一杯、ピッチに注ごうよ

楽な戦いなんか一つもないんだ
だって
W杯最終予選なんだから。
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