

券売機で、1回入浴券750円(休日)を購入したが、平日には1日入浴券というのもある。ようするに、浴場から一度出てしまうと、また券を買い直さなければならないシステムのようだ。浴場は、男女別に分かれて2階にある。
内湯スペースには、バイブラバス、深風呂、リラクゼーションバス、ジェットバス、湯腰掛日替わりの湯などがあるがいずれも温泉ではなかった。また、タワーサウナとモイスチャーサウナも設置されている。
そこから、露天スペースに出ると、中央に岩風呂があり、奥に寝湯と足湯が並んであるが、いずれも温泉が使われている。しかし、源泉が28.3℃と低いので、加熱循環させているとのこと。地下1,200mから湧出し、東京周辺で、黒湯と呼ばれている重曹泉系の湯、濃い茶褐色で、ぬるぬる感も結構感じられた。ゆったりと浸かっているには心地よい湯なのだ。
1階には「お食事処やまと亭」や休憩室「いこいの間」などがあるが、1回入浴券だと再入浴できないのが難点だ。
入浴後は、近くにある旧中山道の蕨宿へ行き、「蕨市立歴史民俗資料館」を見学したが、宿場関係の資料が展示してあって面白い。特に、「升屋平右衛門重芳の仙台下向日記」に出てくる桶川宿の夕食の献立が再現されていて興味を持った。現在から比べるとかなり質素な内容なのだ。また、江戸時代の蕨宿の家並みを再現した模型もあって、勉強になった。
ついでに、分館となっている明治時代の織物買継商の家も見学してきた。宿場の面影は失われてしまっているが、こういう貴重な建物は保存して欲しいと思っている。
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