ガウスの旅のブログ

学生時代から大の旅行好きで、日本中を旅して回りました。現在は岬と灯台、歴史的町並み等を巡りながら温泉を楽しんでいます。

「見沼自然の家」付近の蝶(2006-1)

2006年03月26日 | 蝶を撮る
日曜日は朝から曇りだったけど、午後からは薄日も差すとの予報なので、今年初めて、見沼田圃(たんぼ)の散策に出かけることにした。ここは、埼玉県のさいたま市、川口市にまたがる面積約12.5平方kmの広大な田園地帯なのだ。首都25km圏内では最大の自然空間と言われ、のどかな農村風景が展開している。
 自然環境がよく保全され、多くの野草、野鳥、昆虫などが生息しているのだ。私は、ここが好きで、昨年も何度も訪れて植物や昆虫、風景の写真を撮ってきたんだけど、冬の間は出かけられずにいた。
 今回は、去年もよく訪れた「見沼自然の家」へと向かってみた。ここは、江戸時代末期の農家で、入母屋造りの立派な建物だ。川口市から委嘱を受けて、財団法人埼玉県生態系保護協会が管理していると聞いていた。日曜や祭日には協会のボランティアが常駐していて、訪れる人に周辺の動植物や見沼の歴史について解説してくれたりもする。
 午後1時前から、周辺をぐるりと巡ってみたんだけど、あいにくの曇りで、蝶は全く飛んでいなかった。それでも、ホトケノザ、オオイヌノフグリ、タンポポ、ヒメオドリコソウなどの咲き出した野草をカメラに収めていった。
 一周してから、「見沼自然の家」に立ち寄って、ボランティアの方と話をしたが、今日はモンシロチョウやシジミチョウの一種が飛んでいたのを見たと言う。少し陽が差してきたら舞い出す可能性もあるかと期待した。いろいろと蝶の話をしている内に、薄日が差すようになってきたので、再び周辺を巡ることにした。
 少し、気温も上がってきたようで、暖かくも感じる。まず、用水路の所で、カワセミを発見した。この鳥は、とてもきれいで愛らしいんだけど、まず望遠で撮影し、近づこうとしたら、飛んでいってしまった。なかなか敏感なのだ...。
 次に畑地の方へと歩いていくと、モンシロチョウが舞っているではないか!追いかけて、カメラに収めようとしたけど、なかなか静止してくれない。それでも、何カットかは撮らしてもらったけど...。
 そうこうして、草地の方へ出ようとすると、空色をしたシジミチョウが飛んでいるのを発見した。追いかけて、羽を休めた所を接写したが、ルリシジミだった。なかなかきれいな蝶で、飛んでいる姿もかわいい。しばらく追いかけていると、もう1頭飛んできて、カップルとなった。でも、しばらくしていっしょに飛んでいってしまったんだよね。

 ルリシジミ
 
 こうやって、蝶や鳥、野草の写真を撮っていたら、2時間を過ぎ、日も陰ってきたので、今日はこの辺で切り上げて、帰途に着くことにした。
 蝶には2種類と出会えただけだったけど、カワセミもカメラに収めたし、可憐な早春の野草も撮らせてもらえたので、まずまずだったかな...。

*今日出会った蝶 <2種>
・モンシロチョウ 数頭(撮影)
・ルリシジミ 2頭(撮影)

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