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今年になって、3度目の訪問だったが、7、8月は猛暑だったり、天候不順だったりして、行くことができないでいたのだ。いつものようにカメラを首からぶらさげ、防虫スプレーを腕や首筋に散布してから、案内所に寄って見た。係の女性から蝶についての情報を聞いてみたが、先日クロコノマチョウの目撃情報があったとのことで、少し期待しながら散策を始めた。
最初に、水鳥の池の方へ行ってみたが、天気は曇りなものの蒸し暑くて、汗が出る。蝶の数は少なかったが、じっくり観察してみるとヒメウラナミジャノメ、ダイミョウセセリ、オオチャバネセセリ、イチモンジセセリ、ヤマトシジミを見つけたので、順次カメラに収めていった。しかし、キタキチョウは撮り逃がした。
少しとどまっていたが、ここでは、これ以上は蝶に出会いそうもなかったので、東の林間へと向かうことにして、山道を歩き始めた。そうすると、道端にコジャノメがいたので接写したが、コミスジは撮り逃がした。それにしても雨上がりなので、湿度が高く、汗が流れ落ちるのとやぶ蚊が寄ってくるのが気になった。
東の林間に入っていっても曇りの性か蝶の数が少ない。ヤマトシジミとイチモンジセセリ、ダイミョウセセリくらいしか確認できなかったので、早々にその場を離れることにした。
一回りして、今度は、大谷戸湿地の方へと進んでいったものの、特に目新しい蝶には出会わなかったので、トンボの湿地を通って、林間に分け入っていって山道を上っていった。尾根筋に出るとサトキマダラヒカゲに出会ったので、シャッターを切った。
その後、西久保田んぼの方へ下っていったが、ほとんど蝶には巡り合わない。西久保たんぼの草原には、イチモンジセセリとヤマトシジミがたくさんいたが、他の蝶はなかなか見つからなかった。おりしも田んぼにはかかしが立っていて、秋らしさを感じたので、カメラに収めておいた。
それから、畑地の方へ向かっていくとヒカゲチョウとキマダラヒカゲがいたので接写しておいた。畑地でモンシロチョウにシャッターを切り、さらに進むと笹薮のところでゴイシシジミを見つけたので、追いかけてカメラに収めた。
その後、駐車場の方へと戻っていったが、途中では特に目新しい蝶には出会わず、2時間で出発点の案内所に戻ってきた。係の人と今日見た蝶の話をしてから、車へと戻った。
今回は、12種類の蝶としか出会うことが出来なかったが、この季節としては少ないと思うものの天気がほとんど曇りだったので仕方がなかったかな......。
その後は、来た道を戻っていったが、所沢市内から航空公園の脇を通って北上し、三芳町へと向かい、三富新田の旧跡を訪れた。ここは、江戸時代中期(元禄期)に、川越藩主柳沢吉保が命じた開拓の短冊状の地割遺構が残されいて、県の旧跡に指定され、景観の保存が図られている。六間道と呼ばれるけやき並木はなかなか風情がある。その脇に、以前寺子屋として使われていて、移築復元された「旧島田功家住宅」があり、三富開拓地割遺跡之碑が立っていた。残念ながら午後4時を過ぎていたので、中は見学できなかったが、外観の写真を撮った。
次に少し北に進んで、多福寺にも立ち寄ってみたが、門のところに三富開拓之地農民之菩提寺の碑が立っていた。境内は樹木が生い茂り武蔵野の森といった感じで、その中に堂宇が立ち並んでいる。その一角に元禄の井戸というのがあって、興味を持った。説明版によると三富新田開拓の当初から水の確保が重要な課題となっていて、その時に掘られた4本の井戸の一つだという。こういうものを見ると、先人たちの鼓動が聞こえてくるようだ。この開拓は、自然との闘いの連続で、水はけの悪い赤土に悩まされ、風が強いと砂塵が舞ったと聞く。しばし、当時の開拓の苦労に思いを馳せ、感慨にふけっていた。
もう暗くなりつつあったので、帰途に就くことにし、富士見市を経由して、国道463号線に出たが、羽根倉橋のところで結構渋滞していたので、時間がかかってしまった。仕方がないので、途中の「久兵衛屋」に立ち寄って、豚ねぎしゃぶ定食を食べてから帰宅した。
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