八文字学園・学生支援センター

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奨学金予約採用⑦(保証制度)

2023年06月02日 | 学生支援センター
高校3年生のみなさんが直面する奨学金の予約採用申請。

⑦回目のテーマは、保証制度です。

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申込みのてびきp13で、保証制度の選択が求められます。

1つが「人的保証」、もう1つが「機関保証」と書かれています(川上さんの説明の都合上、順序を替えています/汗)


人的保証
●連帯保証人・保証人をそれぞれ1名ずつ立てることが必要
●連帯保証人は、原則として保護者
●保証人は、生徒から見て4親等以内別生計
●申請した月額を満額受給(月12万円で申請→12万円受給)
●連帯保証人・保証人とも、進学後の手続きで、印鑑証明書の提出が求められる

この5つがざっくりとした説明になるんだけど、川上さんに寄せられる問合せとその回答をいくつか紹介しますね。

Q.祖父母を保証人に設定できる?
A.できなくはないが、設定する祖父母の所得証明、資産証明等の提出が必要になります(かなりHeavyな個人情報を提供することになります)。日本学生支援機構もそうですが、学生支援センターとしてもあまりお勧めしていません

Q.離婚して住民票上つながっていない父(母)を保証人に設定できる?
A.奨学金の申請上は「他人」を設定することになるので、祖父母の設定同様、所得証明等の提出が求められます。

※連帯保証人・保証人の選任については、「貸与奨学金案内」のp11~で詳しく紹介されています。

機関保証
●保証人を立てない代わりに、保証料でまかなう
●申請した金額より保証料が天引き(2年課程の場合、月12万円で申請→約11.3万円の受給(約7,000円の保証料)→12万円を返還)

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今回のテーマ(保証制度)について、川上さんの見解を、箇条書きでまとめてみると…

★奨学金申請で重要なのは、学費の確保(充足)。機関保証はイヤだから(保証料を天引きされるのがイヤだから)...という方がいますが、では学費確保のために他の方法があるのか?という問題に直面するはず。

★母子家庭世帯が多い中、保証人を立てることが困難な家庭は、年々増えてきている印象。

★おじ or おばに保証人を依頼するということは、自分の家族以外も巻き込んでしまうこと。ならば、お金で解決(機関保証を選択)した方が身内だけの問題で済ませられる。

★川上さんの感覚では、機関保証:人的保証=5.5:4.5 ぐらいの比率(やや機関保証の方が多い)

★2023年4月に大学進学した川上さんの次女は機関保証で設定(参考までに)

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誤解してほしくないのは、機関保証を推している訳ではない...ということ。

ただ、現実を直視した時に機関保証を選ばざるを得ない、または、身内だけで他を巻き込まない、という意味では、機関保証を設定する意義は十分にあるのかなぁ...と思っています。

ぜひ、参考にしていただいたうえで、保証制度の選択をしてみてください。
















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