八文字学園・学生支援センター

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ここも知っておいてほしい!!給付型奨学金&授業料等減免

2021年05月10日 | 学費の準備
年間で最大120万円(第Ⅰ区分/専門学校/自宅通学 が条件)受け取れる「給付型奨学金」や「授業料等減免」は、経済的に進学と考えていた方々にとっては大きな魅力 その反面、何かしらのイレギュラーが起こった場合のダメージも大きいと言わざるを得ません

そこで今回は「ぜひ知っておいてほしい」点を紹介したいと思います

半年ごとに家計審査があります

マイナンバーによる世帯収入の審査で、「給付型奨学金」や「授業料等減免」の区分が決定します(この「区分」により受給額が決定します)

一度「区分」が決定されると卒業まで適用される...のではなく、定期的にマイナンバーによる住民税情報の確認が行われます

この確認により、区分変更が起こり得る(つまり、受給額が変わる)...というのが注意点の1つ目になります

区分も受給額もupとなれば、学費面では安心ですが、downの場合、不足となる分の補填が求められることになります

現時点では、新型コロナの影響で所得が下がって「第Ⅰ区分」だったとしても、コロナが収束して所得増となって、給付型奨学金の権利を消失してしまうこともあり得る...という意味にもなります

半年ごとに学業成績に関する審査があります

学生自身の大学や専門学校での成績も、「給付型奨学金」や「授業料等減免」の継続ための審査対象になります

審査結果には「廃止」と「警告」があって、サッカー同様、「廃止」は一発レッドカードで受給停止あつかいに、「警告」はイエローカード(2回でレッド)になります(成績による「区分」の変更はありません)

廃止」(レッドカード)は、留年確定、取得単位数が5割以下、出席率が5割以下などが対象で、いずれも、学生自身がやるべきことをしっかりやっていれば、受けないものなんじゃないかなぁ...と思っています

警告」(イエローカード)には、取得単位数が6割以下、出席率が8割以下と基準がありますが、この2つに関しては、「廃止」同様、学生自身がやるべきことをしっかりやっていれば受けないもの...ととらえています

ただ問題は、「成績が下位4分の1」で「警告」(イエローカード)という基準

一生懸命頑張った結果が下位4分の1...という学生が出てきてしまうのは、ある程度しょうがないことなのかなぁと感じる部分があります 

失礼を承知で発言するなら、特に専門学校は、高校入試時に400点だった学生も、200点だった学生も同じクラスで学びます よって、国家試験に合格できるだけの力を持っていたとしても、クラスの中で下位4分の1に属してしまうことが起こり得てしまう...ことに だって、みんな同じように努力しているんだから...

学生支援センターの相談者の中にも、何人か、「警告」×2回による「廃止」の方がいるんだけど、いずれもその理由は「成績下位4分の1」です

相談者様(保護者様)には...
・みんなが努力する中で起こったことなので、その学生(お子様)は責められない
・在籍2年のうち、半分の期間、給付奨学金&授業料等減免を受けられたので、他の学生より学費面では優遇されていたはず
・最終的な目標は国家資格を取得して専門職に就くことであって、給付奨学金を受け続けることではない

と話し、給付奨学金&授業料等減免の対象から外れた学生の、学びのモチベーションが落ち込まないように、家庭からのバックアップをお願いしたほどです

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給付奨学金&授業料等減免は、貸与型奨学金のように、いったん採用されれば卒業まで...という絶対的なものではありません 

その部分を差し引いても、決して「損する」ものではありませんので、今回まとめたことを十分に理解したうえで、上手に申請・活用していただければと思います(学生支援センターとしては、受給額減が補填できるように、第二種奨学金も申請しておくことをお勧めします

次回からは、申請手続きついて、ポイントを区切って更新していこうと思います

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「通し」で再確認したい方、ピンポイントで疑問点を確認したい方は、次のリンクからどーぞ
まずは資料を手に入れることから(2021年5月1日更新)
「なぜ奨学金?」(2021年5月2日更新)
ぜひ知っておきたい奨学金のネガティブな部分(2021年5月3日更新)
給付型奨学金は「返還不要」の奨学金になります(2021年5月5日更新)
授業料等減免制度は給付型奨学金とsetの制度(2021年5月6日更新)



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