人形浄瑠璃文楽の道具方でおなじみの関西舞台さんに太夫さんの尻引きと同じ物を作っていただいた。
これで座り高座でもパフォーマンス能力をあまり落とさず勤める事ができる。決して正座補助ではなく声を出すための道具として。
これからもいろんな所からどんどん良いものを参考にさせていただこう。
そんな中で明日は国立演芸場を飛び出した「花形演芸会」@大和田伝承ホール。
今回より座り高座になるとのこと。尻引き作っていただいてから大きめのホールははじめての事ではたしてどうなるのかすごく楽しみな一回。わくわくっ!
この度、はるき悦巳先生の「じゃりン子チエ」を浪曲化させていただく事になりました!
いやぁ自分でもあの大好きな作品を浪曲化出来るとは夢にも思わず…。ご許可いただいた時の喜び。チエちゃんの名台詞「明日は明日の太陽がピカピカやねん!」のごとく胸に希望あふれる思いでした。
5月に一週間程東京滞在した際に、いつも浪曲周りの応援をしてくださってる作家の杉江松恋さんと話をしていて、ふと何の気なしに始まった
「じゃりン子チエをいつか浪曲でやってみたいなぁと思ってまして…」
という話がトントン拍子に進み、はるき先生サイドの方と難波の丸福コーヒーでお話するまで約1週間…。
「では一度浪曲として書いてみます!」と5月半ばより取り組み始めました。
「チエちゃんの世界観を浪曲が消さないようにしなくては…大丈夫かな?」と当初恐々ながら取り組んでみると思っていた以上に浪曲で…いやもう浪花節そのものでした。
それでも慎重に慎重に取り組んで約3ヶ月…8月半ばに完成(いや、今も更新しているからまだ途中か)して、ご許可いただいた時は本当に嬉しかったなぁ…今年一番の喜びだったかもしれません。
当初あまりの好きさ加減にあれも入れたいこれも入れたいと欲張りすぎて93分の超大作になってしまった第一稿もなんとか削って約45分程に(それでも45分あるのか…長いなぁ)なりました。
溢れてしまったところは今後2.3作目に出来たらいいなと思っております。
そんな第1作は漫画第1巻より、チエちゃんの登場〜母ヨシ江さんの帰還までという初期の名作をたっぷりお届けします。
そんなお披露目公演を今回大阪と東京の二代都市にて公演させていただくこととなりました。
大阪公演ではまさに作品のおひざ元、通天閣より徒歩 2 分、この度オープンいたしました新世界 ZAZAHOUSE にて。
また東京公演は北とぴあドームホールにて開催させていただきます。
番組も浪曲初心者の方にもこの世界観を楽しんで いただけるよう、前半に「浪曲レクチャー」(20 分程)と題し、明治以降の成り立ちと三味線との掛け合いの仕組みなどを 面白おかしく解説した上で、第二部にて本編「浪曲じゃりン子チエ」をご覧いただく趣向となっております。
チエちゃんはじめ一同が繰り広げる浪花節の世界!真山隼人•沢村さくらの名浪曲コンビによる元気 印の奮戦記。はたしていかがなりますやら。チエちゃんファンにも浪曲ファンにも楽しんでいただけるようがんばりますので是非お越しください!
杉江松恋さんのブログにも詳しく書いてありますのでこちらも是非!
【大阪公演】
日時:11月24日(日)12時30分開場 13時開演
会場:新世界ZAZA HOUSE(浪速区恵美須東2-1-26)
料金:前売3000円 当日3500円
ご予約お問い合わせ
090-7869-1309
hayato@roukyoku8810.com
【東京公演】
日時:12月7日(土)18時半開場 19時開演
会場:北とぴあドームホール(北区王子1-11-1-6F)
料金:前売3000円 当日3500円
ご予約お問合わせ
090-4126-5941
sugiemckoy@gmail.com (担当•杉江)
師匠•真山誠太郎、かねてより病気療養をしておりましたが7月1日77歳にて永眠いたしました。
葬儀は故人の遺志により近親者のみで執り行いました。
今迄の苦しみが嘘のような安らかなお顔で旅立っていきました。
生前永きにわたって賜りましたご厚情に深謝いたします。ありがとうございました。
今日は関東浪曲界が騒然となるくらいの会の多さの中、横浜にぎわい座にてはる乃隼人二人会、沢山の方にお越しいただき感無量でした。
長谷川伸先生の没後60年企画で、「刺青奇偶」と今回の為に書いた「ある市井の徒〜長谷川伸の生い立ち」の2席を。
「ある市井の徒」は長谷川伸先生がまとめられたご自身の半世紀を書かれたもので、壮絶な展開が続く作品でその中から伸先生と御母堂との47年ぶりの対面に焦点を当てて書きましたが…。
昨年末に布目館長から依頼を受けて結構半年悩みながらその都度まとめてました。おかげさまでなんとか形にすることが出来ホッとした次第です。
改善点はありますが他でも出来そうな外題になったのでまたがんばりたいと思います。
終演後、布目館長と楽しい相談をしました!
資料の事、台本の事、大阪ツアー?と。夢の広がるひととき、どこまで現実のものにできるか楽しみになってきましたが、今日のお知らせはまず
11月23日横浜にぎわい座にて初独演会が決まりましたー。是非!お越しくださいー。
さて、久方ぶりにブログを書こうと思い立ち約1年一寸ぶりにウロウロし出しました。
どうも最近、他のSNSの空気感に馴染めず。ちょっと書きにくいなと思う今日この頃。そんな事を言ってもわりと書いてるんだから何事も話半分な奴やなと我ながら思っております。
それならばいっそのこと原点に戻ってブログも書いてみようと。かつて、三日坊主にもならず一日で終わる事数回。もう今回は続けると宣言せずにのんびりやっていこうと思います。
さて、冬が終わり春が来ました。今年程、冬が去ってくれてホッとした年はなかったなと思います。2021年の10月に硬膜外血腫で倒れて開頭手術、50針ホッチキスで止められていた姿を見た時には本当にびっくりしました。
↑病院食、あんまりおいしくなかった…。
12月からリハビリを始めて、のそのそ動きまわり…。京都に行ったり、こっそり声を出したり、しんどいながらも浪曲の出来ない日々は新鮮な感じでもありました。
しかし、そのあたりから冬の寒さが縫い目に直撃して頭痛の毎日! さすがに2年目の今年は去年程ではないものの痺れるような痛さが何日か…。その痛さも3月の半ばあたりにすっかりよくなりホッとしたところへ、この度の花形演芸大賞銀賞の知らせ。嬉しい春になりました。
これもひとえに応援してくださった皆様、そして暖かいご指導を賜った先輩方や諸師のおかげだと感謝する日々です。
そもそも知ってるようで詳しくは知らなかった当会、賞のルールを調べてみると…。
国立演芸場で毎月開かれる「花形演芸会」に出演した出演者(入門から20年以内)の中から審査員が銀賞を選ぶ→銀賞受賞後は年2回レギュラー出演(20年まで)→翌年以降金賞もしくは大賞めざしてがんばろう!という、若手にとってはなんとも嬉しいイベントで…。
今回銀賞をいただけた事も嬉しいけど、これから最長7年、東西演芸界のつわもの諸師と一緒の舞台に立てると思ったら本当に楽しみだなと。もちろんさらに上を目指してがんばります。
昨年8月に出演する際、本当は西村権四郎をやろうと思って短くまとめて準備していたものの外題がかぶるというので水戸黄門の散財をという事になり…。当初は大丈夫かなぁと思ったものの結果的にこれでよかったかなと思いました。
この数年浪曲本流のところだけではなく、どちらかというと他の芸界の方々とご一緒させていただき、寄席で聴いてもらえる浪曲を研究せねば(寄席以外一般のところで演る分の楽しくわかりやすい外題選定や時間配分もだいたい一緒なのじゃないか)と試行錯誤してきたのが勉強になりました。
当日は「全力を出し切った!これで悔いない!」と清々しい気持ちで大阪へ帰参。
さて、それから過ぎし半年あまり…。花形の事は忘れたり、時々思い出して「あれどうなったかな?」と考えていました。
痛い頭を抱え、春を待ちながら暮らしていくうちに花形がらみで一騒動起きるのでした。この続きは
大阪•4月22日(土)14時〜
浪曲研究会@高津宮末広の間
東京•5月7日(日)18時〜
ツキイチ独演会@浅草木馬亭
にて、エッセイ浪曲の一席でお送りします。ご期待ください。
結局宣伝かい!!!
まぁこんな感じでのんびりやりますのでお見捨てなきよう…。ではまた。
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浪曲・演歌浪曲
鈴鹿市シティセールス特命大使(鈴鹿と・き・め・きドリーム大使)
真山隼人ツイッター
https://twitter.com/hayato0381