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なんで今まで道後温泉へ行かなかったのか?
理由は特段見つからない。
なんとなくダサい感じがしたので・・・といったところだろうか。
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連れ合いがどうしても一度行って見たい!と。
誠に珍しいことである。
家に付いた猫みたいな連れ合いにしてはね。
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で
朝から黒狸に高速モードだぞっ!と命令。
ガッテンですっ!と返事は良いが高速ではモタモタしてたなぁ。
家から2時間半以上かかって道後へ着いた。
松山ICを出て国道11号線を北上すること20分だ。
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おお!あれがそうか。
道なり左手に三層の木造建築登場だ。
古そうだなぁ~というのが第一印象。
パーキングから見下ろす建物の全貌である。
実はこの写真、背後に大きなホテルが建って
立派な木造建築の景色を台無しにしてるので
オイラが丁寧に削除申し上げました。
これが風呂屋か?
建物は午後1時半の陽射しを浴びて
すだれに光線が斜めに切り込んでいる。
建物の入り口に回って中を覗いてみると・・・
切符売り場があって入湯券をランクごとに買い求める仕組みとなってる。
値段によってサービスが違うらしい。
いわく、温泉饅頭とお茶が出るとか、休憩場の広さが違うとか。
いやはや商魂たくましいよな。
本質とは無縁の付加サービスに精を出してるな!
とてもぢゃないが、風呂に入ろうって気になりませんな。
で・・・
周辺の繁華街を散歩してみる。
松山という都市は夏目漱石の「坊ちゃん」でつとに有名。
名物に挙げられてるのが「坊ちゃん」団子。
連れ合いの記憶ではあまり美味しくないというので手を出しません。
今回は訪問しなかったんですけど
漱石は正岡子規と昵懇(じっこん:親友)だったので子規記念館というものがある。
この繁華街は「ハイカラ通り」と称して
砥部焼きだの松山名物などを並べた商店街だが
ヒネクレ爺が欲しいと思うようなものは一切見出せなかった。
ふらふら歩いてたら
向こうから市電がやってきた。
コイツは良い。
慌てて、線路にしゃがみこむ。
ここが終点で、松山駅行きの電車が発車を待っている。
駅周辺ではなにやらパフォーマンスをやっており・・・
良く見ると「坊ちゃん」に登場する赤シャツだの野太鼓、マドンナなんかが
劇でもやるような風情。
くだらないから、これを最後に黒狸に、おおい帰るぞ!と。
そうでげすな、帰りましょう、帰りましょうと黒狸。
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冷やかしの道後温泉でした。
オイラはやっぱり人も滅多に来ない山の中の
露天風呂で狸や猿と遊ぶのが一番だと思います。
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