ウチにはテレビが無い
で、夜は一杯引っかけた後はネットでタダの俗悪な昔の映画なんかを
ぼんやりと見てることが多い。
1週間ほど前の事だった
恋をすると鬼になる!なんて荒唐無稽な映画を見てた。
映画が終わって
役者やら映画作りに関わった色んな人や企業のクレジットが
画面に流れていた。
その背後で
My Funny Valentineが鳴り始めた。
おや???
これわ!
チェット・ベイカーの声ぢゃないぞ!
バックのピアノ・トリオも冴えた音でサポートするぢゃないか?
これは良い!
こんなヴォーカルとサウンドは
久々に聞く快感である。
こりゃいかん。
パソコンの画面を止めてもう一度クレジットを
じっくり眺めてみると・・・
オイラが全く知らない人が歌ったものであった。
しかし・・・
知らない人と言っても世の中は広い。
旨い歌手は沢山いるのである。
慌ててネットで検索して
この曲が収録されたCDを注文した。
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数日後
彫金仲間の女性陣にこの歌手を知ってるか?
って聞いてみた。
な~んと4人のうち2人が知ってるよ!と返事。
なんと、一人は今、この歌手のCDを持ってると言うぢゃないの!
貸してくれぇ~
と絶叫するオイラ。
帰りには3枚のCDをカバンに入れてたな。
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そして昨日のこと
仲間内で花見をやろうと言ってたのが
雨で桜の下ぢゃぁ無理だなとなって。
ふとした飲み屋で屋内花見を口実にバタバタ飲んでた。
そして宴もたけなわになったころ
またぞろオイラが口走ったよ。
この歌手しってるかってね☆
そしたら一人の男が
自分は昔から好きだったって言うぢゃないの。
しかも
一枚CDをプレゼントするって!
また一枚手に入ってしまうぞ。
俗悪映画を見たことに始まって
あっと言う間に5枚のCDが聴けることになりました。
偶然の出会いというのも恐ろしい。
良い出会いもあるだろうが
とんでもない出会いだって同じ確率で発生するわけだから
怖い。
良いことばかりが起きる訳は無いんだから気をつけようっと。
でも
コミュニケーションって大事だなぁと思いました。
つまらんことでもコミュニケートすることで
面白い方向へ展開する。
また
コミュニケートできる仲間がいるということも
本当にうれしい。
東京ドームで観たこともある
そのときは、オマーハキムやブランフォード・マルサリスなどの若手ジャズミュージシャンをサイドに使っていた
後藤雅洋氏も著書で、現代のジャズボーカルの名盤で
スティングのブリング・オン・ザ・ナイトをあげている
最近は、原点回帰で、またロックをやり始めているらしい
このところ何枚かSACDを買いました
レコードとは違う音の素晴らしさがある
和三郎さんの時代はオイラより20年若い。
そんな若い時代に迷い込んだようでもあり
20年の浦島太郎のようなブランクも感じ・・・
そうか・・・年取るだけぢゃなくて、若い世代
とのコミュニケーションの大切さってか
そんなことをしみじみと思います。
ありがとうございました。