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製造されてから38年にもなるアナログ・レコード用のターンテーブルです。
20数年前に知人から譲り受けたものですが
寄る年波に勝てず電源入れても33回転/分で安定せず
せっかく買ってきたレコードも聞けない状態です。
去年修理専門の方とほとんど合意できていたのですが
その後の進展がはかばかしくなくて。
約1年ぶりに、しつこくも修理屋さんと話し合って
オイラが自分で品物を持ち込むことを条件に修理依頼ができました。
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持ち込み先はな~んとお隣の岡山県です。
しかも高松からだとフェリーで1時間、陸路で20分ほどの処です。
おお!フェリーでならショックも少ないから機械にも優しいな。
早速、高松~宇野のフェリー時刻表と運賃などを調べます。
便利になったものでネットで検索しますと
公式HPってのがあって。
こんな時刻表が出てました!
相手方は午後2時以降なら在宅とのことなので
13時に高松を出る船に乗ろうと計画しました。
ターンテーブルが結構重いので、お爺一人ぢゃ不安がある。
で、若い友人に手伝って貰って11時過ぎには黒狸に品物を積み込みました。
13時発の船ですから、12時過ぎにはフェリー乗り場に行って
車検証見せて切符を買ったりしなくちゃね。
そんなこんなでフェリー乗り場へ着いたのが12時5分頃でした。
大きな字で「宇野行フェリー乗り場」とかなんとか書いてある所へ車を乗り入れますと
真っ黒に日焼けしてタドンに目を埋め込んだようなおいちゃんが寄って来ます。
「何処へ行くんな?」とおいちゃん。
「宇野へいきたいんぢゃがのぉ~」とオイラ。
「次は3時やぞぉ~」とおいちゃん。
「え”~1時の船があるとかいとったぞぉ~」とオイラ。
「今出たんが、12時の便ぢゃ、ほれ、あそこに。昔の時刻表がコンピュータから見えるらしいわ。
皆によぉ~いわれるんぢゃ。最近は便が減ってのぉ~。
1時に出る船なんか、もぉ~ないわ~」とやたらと饒舌なおいちゃん。
なるほど~おいちゃんが指さす海にアヒルみたいに泡を立てながら港を出ていくフェリー。
:
なんちゅうザマだい!
昔の時刻表が正規HPに載ってるってのもオカシイぢゃねぇか。
それが出鱈目だって判ってるなら、なんでそのページを抹消しておかないんだ。
田舎というところはこんな点が恐ろしいのだ。
キチンと前もって港へ行って確認しなかったオイラがバカだった。
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しゃぁないから
瀬戸大橋を渡って東の方へシワシワ寄って行くしかないかなぁ。
フェリーの方が無駄がなくて、おそらく料金も安いんだろうなぁ。
でも、しゃぁねぇから高い橋を渡ろう。
港から25kmほど西へ走ってから瀬戸大橋を渡る。
フェリーで行くことしか考えてなかったから
橋を渡って岡山県に入ってからのルートは全く検討してない。
カーナビが示す画面を拡大したり縮小したりして
降りるべきインターチェンジの見当をつけた。
どうも水島ってICで出ればよさそうだ。
もぉ~こうなりゃ出たとこ勝負だわ。
水島ICで料金を見ると
1980円也!!
安いぢゃないのぉ~
フェリーだと確か往復割引で5000円を超えてたはず。
喜びに溢れて
冷や汗かきながら田舎道をトコトコ走る。
速く走ると迷いそうだからなるべくゆっくりだ。
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20分ほど走ってカーナビを見ると!
なぁ~んとぴったり到着地点のすぐそばに出る道を走ってるぢゃないか?
しかも・・・時刻は1時5分だよ!
フェリーに乗ってたら、今高松港を出た時刻なのだ。
これわ!フェリーに乗らなくて正解だった。
:
すぐそばについてから電話を入れますと
修理屋さんが家から飛び出してきてくれて全く迷いませんでした。
二人でターンテーブルを担いで修理場へ運びます。
暑いさかりで冷たいお茶などを頂きます。
現在、オイラのと同じようなターンテーブルの修理依頼が山積みで
30台のバックオーダを抱えてるってことで
オイラの修理品の見積もりができるのが今年の暮れになるだろうとの
恐ろしいお話しでした。
やっぱり、アナログ・レコードの復権が著しいんだなぁと感心。
:
帰途も、いま来た道をそのまま逆に辿って何事もなく帰宅できました。
いずれにせよレコードを聴けるのは新春ということで
鬼も笑うお話でした。
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それにしてもさ
こんな有様では宇高国道フェリーも・・・
明日の命も危ないのでは?と
思わざるを得ませんでしたな。
車屋さんなんかでもカスタムや部品取り付け、配線なんかを見えるところだけテッキトウにやるとこがありますよね。それに比べると修理する、動かないものをちゃんと動くようにするってのはそういう誤魔化しがきかない気がしますね。
レコード乗せて、ネオン管がビシッと同期して止まらないとまずいっすね。
殆どの電解コンデンサ、小信号Tr、ケミコン、コイルなんかを取り換えることになりそうです。
いつ直ってくるか分からないので
中古でアンプを買った
約30年くらい前のアンプ
オーバーホール済み
当時20万円くらいだったのが、4万5千円
しかし重たいので、送料が5000円くらいかかった!
音はいいのですが
その当時はまだCDが出て間もないころ
打ち込みの音を想定してなかったのだろうか?
録音の悪いCDだと、打ち込みの低音が酷い音になってしまう!
日本の電機業界が一番自信に溢れてた頃の製品です。
今では、とても当時のアンプやターンテーブルを作れません。
現在のオーディオ製品・・・信じられませんねぇ。
当時の製品を完全にオーバホールするのが一番です。
アームは、SMEですか?
修理して、レコードを聴きましょう!
ガラス! 意外と重いです!
プレィヤーは、場所をセットしたら~動かせない・・
腰に気を付けましょう。
では、では。
聴きたいレコードが何枚かあります。
ガラスが重くて、蓋にくっついたダンパーが無力です。
木のつっかえ棒で蓋を支えてないと、レコードやアームの操作ができません(汗)。
今度、車のボンネットを開閉するための油圧ダンパーを付けようと思ってます。