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宇宙戦艦ヤマト2203
ー新たなる航海ー
第六話
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「アナライザー!こいつ(戦闘要塞艦ゴルバ)のウィークポイントを割り出せ!」
「真田技術長はアナライザーのサポートを!」
「島航海長!このままヤマトを急降下!」
「北野!主砲発砲よーい!」
「パルスレーザー砲要員は、弾幕を張りつつ、直掩機の椎名とメルダ機の援護を!」
「太田!波動防壁を艦首に最大展開及びアステロイドリングで、ヤマト両舷側をバックアップ!」
「相原!ガミラス艦隊旗艦に回線を開け!ダイレクトにコールせよ!」
「森:船務長!ダメージコントロールの指示を!」
「西条はレーダー見落としを最小限に!」
「戦術を南部戦術長へ回す!」
「各位、連絡を満つにせよ!」
艦を預かる艦長として、著しく成長を見せる古代。
第一艦橋のクルーに不安感は、微塵も感じなかった。
「艦長!ガミラス旗艦と回線、繋がります!」
メインモニタに映し出されたアベルト・デスラー。
「ヤマトのぼ……艦長:古代。」
「早かったな。お楽しみを取っておいた。」
「共闘出来、光栄だ。」
「此方は我々が死守する貴艦は、イスカンダルを頼む!」
「何やら良からぬ予感がするんでな。」
「良からぬ予感?」
「とにかくイスカンダルをスターシャを頼む。」そこでダイレクトコールは途切れてしまう。
「コスモタイガー隊はこのまま、ガミラス艦隊の援護に回れ!」
「直掩機の椎名とメルダ機は一度、帰艦せよ!」
「これよりヤマトは、目標を変更、イスカンダルへ突入する!」
「各位、迅速に行動せよ!」古代は作戦変更を伝え、イスカンダル突入した。
◆◆◆◆
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「ううう。」
「助けて……お兄ちゃん………。」嗚咽を繰り返すガミラス臣民イリィ。
そんな幼いイリィにも、何の躊躇いもなくイローゼは刃を向けた。
「ターゲットを補足。」
「うふふ。」
「そんな物陰に隠れてもダ~メ。」イローゼは、姿勢制御スラスターを巧みに操り、機銃掃射可能な位置へと移動させた。
「さぁ~。楽にしてあげますよ。」
「守べきはスターシャ陛下。」
照準レーザーがイリィを捉えた。
「た……助けて……」
「お兄ちゃーーーん!!」
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「ウオオオオーーーッ!!」
「こんな殺戮を認められないッ!!」
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ロックスは自立型コンピュータ:イローゼとの回線を切断、リンクを経ち切り、覚醒した。
だが、ロックスが経ち切るよりも先に、イローゼのコントロールするガトリング機銃が撃ち放たれてしまう。
「ブロロロロロローーーッ!!」
◆◆◆◆
奇跡というものが、存在するのだろう。
間一髪のところで、彼女イリィは救われていた。
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「……もう…もう大丈夫だ……。」
「ほら………」メルダの指先に"キラリ"と光るものがあった。
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「……ヤマト!?」
「おねぇちゃん?……おねぇちゃん?」
「おねぇちゃぁぁぁぁーーーんッ!!」
イローゼの撃ち放たった機銃はメルダの身体を貫いていた・・・
◆
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「血迷ったか?ロックス艦長。」
「ワタクシとのリンクを経ち切ったという事の意味、解っているのか?」
「あと24時間で「死」を迎えるのだぞ。」
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/76/61/ab9bca6a8590713de27e39f2bb3f1013.jpg)
「ふん。」
「かわまんさ。貴様の意思のままに、この艦(ふね)は動かなく成った訳だからな!」
「見ろ!あのガミラスの娘は救われた。それにあの艦を!」
第七話へ
つづく。
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![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/68/7c/6cd22abe693c7a583c2a760cef617f3a.jpg)
全長:490m
全幅:56m
武装
デスラー砲×1門(200cmゲシュ=ダールバム砲)
デスラー機雷発射口×12門
瞬間物質転送波システム×2基(※デスラー砲砲身前方に固定された羽に固定。両脇の羽は折り畳み式)
280mm三連装陽電子カノン砲塔×4基
(三番主砲塔は格納式)
133mm三連装陽電子カノン砲塔×4基
六連装ミサイル発射機×2基(艦橋後方)
遮蔽式上部砲戦甲板×2基
280mm三装装陽電子ビーム砲塔×各1基
133mm三連装陽電子ビーム砲塔×各2基
対空レーザー砲×各16門
遮蔽式下部砲戦甲板×2基
133mm三連装陽電子ビーム砲塔×各2基
搭載機
DMB-87型急降下爆撃機
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この物語りは私設定が混ざった《宇宙戦艦ヤマト2202愛の戦士たち》の二次創作です。
一部、公式より引用。
また、プレイステーションゲーム版設定資料より引用。
使用している画像はイメージです。また一部、拾い画を使用しています。