まさにため息の出るようなCDがリリースされます。四月下旬の発売予定だ
そうです。
チェチーリア・バルトリ(Cecilia Bartoli, 1966年6月4日 - )は、イタリ
ア人のメゾソプラノ歌手。声質は「リリコ・ドラマティコ・コロラトゥーラ」
個性的な音色を持ち、非常にドラマティックな効果を出せる歌手です。
バルトリは20代はじめで名声を得ました。最初は軽い喜劇作品(チェネテン
トラなど)で歌っていましたが、わたしは少し明る過ぎると感じていました。
年齢と共に成熟を増し、その美しい声をコントロールして悲しみや激情を
も表現出来る歌手に育ったようです。
ヘンデルとビバルディが絶妙です。ため息どころか涙さえ誘います。
ピエ・イエズス(フオーレの死者のためのミサ曲から)は想いを心に秘めた
歌い方で、ミサ曲とは思えぬほど安らぎを与えてくれます。
声を張り上げずに、激情と悲しみを、高らかに歌いながらため息ほ表す技工
は彼女特有のもので、今のところ匹敵できるメゾはいません。
ベスト盤にも関わらず必聴の名盤です、言葉の分からないアリアを聴いて、
ため息と涙をあなたに与えてくれます。
商品の説明
曲目リストと順番が出鱈目でしたので修正したデータを記します。
特に感銘したのは、2、3、4、13(こんなノルマ聴いた事が有りません)
1 ヘンデル:オンブラ・マイ・フ
2 ジャコメッリ:妻よ、わたしが分らぬか…(歌劇《メロペ》から)
3 ヘンデル:棘はそっとしておき、薔薇をお取り(快楽のアリア)(オラト
リオ《時そして覚醒の勝利》から)
4 ヴィヴァルディ:凍りついたようにあらゆる血管を(終結部)(歌劇《フ
ァルナーチェ》から)
5 カルダーラ:私はそうした良き牧人です(オラトリオ《我らの贖い主たる
姿を見せるアベルの死》から)
6 レオナルド・ヴィンチ:鹿をもし森中で傷つけたら
7 モーツァルト:恋とはどんなものかしら(歌劇《フィガロの結婚》から)
8 モーツァルト:あそこで手を取り合おう(お手をどうぞ)(歌劇《ドン・
ジョヴァンニ》から)
9 ベッリーニ:ああ! 花よ、お前がこんなに早く(歌劇《夢遊病の娘》か
ら)
10 フェリックス・メンデルスゾーン:ああ、戻って来て、黄金の時よ
11 ペルシアーニ:いとおしい日々よ(歌劇《イネス・デ・カストロ》か
ら)
12 ロシーニ:少し前にここでした声は(セビリアの理髪師)
13 ベッリーニ:清らかな女神よ(歌劇《ノルマ》から)
14 ピエトロ・マスカーニ:何もかも静かだ
15 バッハ:汝父の右に座したもう者よ
16 モーツァルト:ラウダーテ・ドミヌス
17 ジョアキーノ・ロッシーニ:キリストの死に思いを巡らし給え
18 シャルル・グノー:アヴェ・マリア(バッハからの編曲)
19 モーリス・デユフレ:ピエ・イエズス
20 セザール・フランク:天使のパン
21 ガブリエレ・フォーレ:ピエ・イエズス
メディア掲載レビューほか
自らが持つ“声”という楽器を自在にあやつり、人類史上最高のメッゾ・ソプラノとして人々を魅了し続けるチェチーリア・バルトリ。『ため息』と題されたこのベスト・アルバムには、超絶技巧を多用するバロック・アリアから、ベル・カント・アリア、宗教曲など、彼女がこれまで録音してきたアルバムから、特に印象的なレパートリーばかりが集められている。 (C)RS
(アマゾンHPより)