2008年6月1日
東京10R東京優駿(日本ダービー)
強い馬を買うのが、ダービー。
スケールがある馬を買うのが、ダービー。
これを信念として、今までのダービーを予想してきたつもりだし、今年もその方針を変える必要がない。
今年は本当にメンバーの力差が接近していると感じる。皐月賞ほどではないにせよ、IDMの上下差が10。重賞毎に勝ち馬が変わり、その結果、ダービーの賞金ボーダーが2000万まで跳ね上がる事態となった。
それもこれも、インフル騒動のせいか。全体的にデビューが遅くなり、インフルショックを受けずに順調に来ていた馬が重賞をさらっていく状況。全体的に重賞勝ちのボーダーは下がっている印象があった。なのに、しかし。重賞毎に勝ち馬が変わる。抜けた馬が出てこない。そのまま皐月賞に突入し、結果、楽なハナ逃げ切りという事態を生んだ。そして、その唯一のヒーローも骨折にて離脱した。悲しき世代。。。
いや、ちょっと待った。自分はこの世代を決してレベルの低い世代だとは思っていない。昨年、自分なりに設定したボーダー、フサイチホウオーを越えていく馬がいないことに違和感を持ち続けていたが、今年はそのような違和感がない。去年時点から自分なりにボーダーにしていた、3ブラックシェルを超えていく馬が続出している。つまりは抜けた馬、大将格がいないだけで、粒はそれなりに揃っている、というのが印象だった。
よって、レベルの低かった昨年はいきなり牝馬に勝たれるような事態に遭遇したが(まあ去年の予想の時点で予見は少ししていたとはいえ)、今年は例年通り、いつも通りのコツを使えることを確信した。
「2着以内は重賞勝ち馬」
「スケール、凄みを感じる馬、天才的な才能を持つ馬を評価する」
これで大丈夫だ。
本命は、8アドマイヤコマンド。勿論、POGを意識していないとは決して言えない。でも、この馬の非凡性は十分過ぎるくらい感じる。
緒戦は4角からもう手が動く内容。しかし、追い出してからの伸びは物凄く、圧勝。2戦目にいきなり毎日杯にぶつけられ、そしてレースでもぶつけられた(苦笑)。普通はひるんでヤメてしまう所を、最後の最後まで鞍上の叱咤に反応して意地の2着。そして青葉賞。何よりも番手を取れるというこれまでにない反応の良さを見せ、直線でも巧みに内ポケットに入り、これまた反応の良さを見せ付けた。たった3戦、デビューから2ヶ月でここまで競馬がうまくなるものか?
確かに馬体を見た印象としては、スケールの観点で、「惜しい」という感じ。肉量がやはりダービー的スケールからすると足らない。でも、レース内容の非凡性がこれをカバーできないか?という希望的観測で本命とした。当日、生では見れないが、モニターにかじり付いて上げ下げしてみたい。
対抗は1ディープスカイ。ええ、確かに未勝利でコロコロ負けています。でも、気づいたのは、いずれも「進路があるのに詰まって追えず、脚を余しているだけで力負けはしていない内容」であった。
例えば京都の芝2000未勝利。直線内へ持ち出して反応よく伸びだした所で完全に前が詰まり、アウト。中京未勝利と府中500万も一度取った進路が詰まり、別のコースを歩んで最後まで伸びたレース。
つまりは自分の不器用さが最大の仇となっていたが、力を出せる状況になればきちんとパフォーマンスを発揮できる馬であるということが、参考Vをつぶさに見ることで発見できた。そして、ここ2走は腰が決まって自分で進路を選べる競馬ができるようになり、持ち前のスケール感をしっかり示せるようになった。
きちんと伸びたときの走りを見れば、大トビで柔軟な走りをしており、典型的なダービー馬の条件を満たしている。課題は最内枠と鞍上。決して信じきって内でタラタラしたレースをしてはいけない。詰まった瞬間に終わる可能性を秘めている。
3番手、またもPO、18クリスタルウイング。確かに馬体面から考えると奥はそれほどないかもしれない。でもレースパフォーマンスをつぶさに観察すると、追い出してからのキレは半端ない。未勝利、とんでもない後ろから一気に前を捕まえた内容。500万、坂で一度モタれながらもまた最後伸びて勝ちきった内容、青葉賞、4角で外に飛ばされながらも追って反応良く終いを生かせた内容。。。いうほど悪い馬ではない。と思う。ただし、重賞を勝っていない。
これら3頭がダービー的な視点で考えたとき、非凡性かスケールを感じられる馬。以下はヒモ候補ということで。ポイントはマイネルチャールズをボーダーとして考えるということ。
4番手4タケミカヅチ。これも重賞未勝利馬。しかし、常に路線を引っ張り、しぶとく脚を使うことができる。しかも、直線松岡が必死に追い通していた9マイネルチャールズと同じ位置から反応良く伸びて先着。内容は常にあり、簡単に軽視できない。次にボーダーの9マイネルチャールズ。皐月賞以前の唯一重賞2勝はやはり尊重すべし。ただし皐月で力負けしたとも言える内容だけに逆転は難しいのかもしれない。3ブラックシェルも常に着をまとめている馬。ただし9マイネルチャールズには全敗。このあたりがポイントではないか。
3着限定の穴として、13ベンチャーナイン。前走は相当キツいレースだったが、最後まで足を続けられており、もし渋馬場のスタミナ適性が問われた場合、3着もぐりこみは十分。
2サクセスブロッケンは注意したいとは思うが、やはりヒヤシンスで見た段階で何も芝を意識できなかった馬だけに簡単にはいかないはず。
POGという雑念が入っているのは認める。でもそれを差し引いても非凡を感じる。現実的にいくなら1ディープスカイなのだが、希望的観測で突っ張ってコマンドで行く。
◎8アドマイヤコマンド
○1ディープスカイ
▲18クリスタルウイング
△4タケミカヅチ
△9マイネルチャールズ
△3ブラックシェル
東京10R東京優駿(日本ダービー)
強い馬を買うのが、ダービー。
スケールがある馬を買うのが、ダービー。
これを信念として、今までのダービーを予想してきたつもりだし、今年もその方針を変える必要がない。
今年は本当にメンバーの力差が接近していると感じる。皐月賞ほどではないにせよ、IDMの上下差が10。重賞毎に勝ち馬が変わり、その結果、ダービーの賞金ボーダーが2000万まで跳ね上がる事態となった。
それもこれも、インフル騒動のせいか。全体的にデビューが遅くなり、インフルショックを受けずに順調に来ていた馬が重賞をさらっていく状況。全体的に重賞勝ちのボーダーは下がっている印象があった。なのに、しかし。重賞毎に勝ち馬が変わる。抜けた馬が出てこない。そのまま皐月賞に突入し、結果、楽なハナ逃げ切りという事態を生んだ。そして、その唯一のヒーローも骨折にて離脱した。悲しき世代。。。
いや、ちょっと待った。自分はこの世代を決してレベルの低い世代だとは思っていない。昨年、自分なりに設定したボーダー、フサイチホウオーを越えていく馬がいないことに違和感を持ち続けていたが、今年はそのような違和感がない。去年時点から自分なりにボーダーにしていた、3ブラックシェルを超えていく馬が続出している。つまりは抜けた馬、大将格がいないだけで、粒はそれなりに揃っている、というのが印象だった。
よって、レベルの低かった昨年はいきなり牝馬に勝たれるような事態に遭遇したが(まあ去年の予想の時点で予見は少ししていたとはいえ)、今年は例年通り、いつも通りのコツを使えることを確信した。
「2着以内は重賞勝ち馬」
「スケール、凄みを感じる馬、天才的な才能を持つ馬を評価する」
これで大丈夫だ。
本命は、8アドマイヤコマンド。勿論、POGを意識していないとは決して言えない。でも、この馬の非凡性は十分過ぎるくらい感じる。
緒戦は4角からもう手が動く内容。しかし、追い出してからの伸びは物凄く、圧勝。2戦目にいきなり毎日杯にぶつけられ、そしてレースでもぶつけられた(苦笑)。普通はひるんでヤメてしまう所を、最後の最後まで鞍上の叱咤に反応して意地の2着。そして青葉賞。何よりも番手を取れるというこれまでにない反応の良さを見せ、直線でも巧みに内ポケットに入り、これまた反応の良さを見せ付けた。たった3戦、デビューから2ヶ月でここまで競馬がうまくなるものか?
確かに馬体を見た印象としては、スケールの観点で、「惜しい」という感じ。肉量がやはりダービー的スケールからすると足らない。でも、レース内容の非凡性がこれをカバーできないか?という希望的観測で本命とした。当日、生では見れないが、モニターにかじり付いて上げ下げしてみたい。
対抗は1ディープスカイ。ええ、確かに未勝利でコロコロ負けています。でも、気づいたのは、いずれも「進路があるのに詰まって追えず、脚を余しているだけで力負けはしていない内容」であった。
例えば京都の芝2000未勝利。直線内へ持ち出して反応よく伸びだした所で完全に前が詰まり、アウト。中京未勝利と府中500万も一度取った進路が詰まり、別のコースを歩んで最後まで伸びたレース。
つまりは自分の不器用さが最大の仇となっていたが、力を出せる状況になればきちんとパフォーマンスを発揮できる馬であるということが、参考Vをつぶさに見ることで発見できた。そして、ここ2走は腰が決まって自分で進路を選べる競馬ができるようになり、持ち前のスケール感をしっかり示せるようになった。
きちんと伸びたときの走りを見れば、大トビで柔軟な走りをしており、典型的なダービー馬の条件を満たしている。課題は最内枠と鞍上。決して信じきって内でタラタラしたレースをしてはいけない。詰まった瞬間に終わる可能性を秘めている。
3番手、またもPO、18クリスタルウイング。確かに馬体面から考えると奥はそれほどないかもしれない。でもレースパフォーマンスをつぶさに観察すると、追い出してからのキレは半端ない。未勝利、とんでもない後ろから一気に前を捕まえた内容。500万、坂で一度モタれながらもまた最後伸びて勝ちきった内容、青葉賞、4角で外に飛ばされながらも追って反応良く終いを生かせた内容。。。いうほど悪い馬ではない。と思う。ただし、重賞を勝っていない。
これら3頭がダービー的な視点で考えたとき、非凡性かスケールを感じられる馬。以下はヒモ候補ということで。ポイントはマイネルチャールズをボーダーとして考えるということ。
4番手4タケミカヅチ。これも重賞未勝利馬。しかし、常に路線を引っ張り、しぶとく脚を使うことができる。しかも、直線松岡が必死に追い通していた9マイネルチャールズと同じ位置から反応良く伸びて先着。内容は常にあり、簡単に軽視できない。次にボーダーの9マイネルチャールズ。皐月賞以前の唯一重賞2勝はやはり尊重すべし。ただし皐月で力負けしたとも言える内容だけに逆転は難しいのかもしれない。3ブラックシェルも常に着をまとめている馬。ただし9マイネルチャールズには全敗。このあたりがポイントではないか。
3着限定の穴として、13ベンチャーナイン。前走は相当キツいレースだったが、最後まで足を続けられており、もし渋馬場のスタミナ適性が問われた場合、3着もぐりこみは十分。
2サクセスブロッケンは注意したいとは思うが、やはりヒヤシンスで見た段階で何も芝を意識できなかった馬だけに簡単にはいかないはず。
POGという雑念が入っているのは認める。でもそれを差し引いても非凡を感じる。現実的にいくなら1ディープスカイなのだが、希望的観測で突っ張ってコマンドで行く。
◎8アドマイヤコマンド
○1ディープスカイ
▲18クリスタルウイング
△4タケミカヅチ
△9マイネルチャールズ
△3ブラックシェル