福知山高校のブラスバンドで一緒にやっていた親友 YA。
YAがいつも尊敬していたのがプロドラマー バディ・リッチ。
彼は言っていた。
天才ドラマーといわれるのは 世界中にいたけど、
超人ドラマーと言われたのは、バディ・リッチだけ。
それも超人中の超人。他に並ぶ者がいないのが、彼のドラムだ。
バディ・リッチのドラミングがどんなに大変なものなのかは、コピーしてみようとして初めて分かる・・・・。
バディ・リッチの場合、短距離走を何回もやって、休まずにまた全力疾走をしているような感じ。
1曲通して速いのは彼の場合当たり前で、
それが何曲も続いたステージの最後に延々とドラムソロをやり、さらにその最後に、
極めつけの大パワー&超スピードのシングルストロークやってのけ、その後も曲に戻って猛烈に叩きまくる。
それを、なんと69歳までやっていた。
僕も 高校時代にバディ・リッチの『BIG SWING FACE』という曲をやった。
ボクの担当はトランペット。ハイトーン、ハイフレーズの連続で、めっちゃしんどい。
高校生でやる曲じゃない!・・・と思った。けど、やってるうちにスウイングしていた。
しらないうちに楽しんでいた。
きっと、YAも必死でバディ・リッチのドラムをコピーしたのだろう。だから、一緒に演奏している僕らも、
しらないまにバディの世界に入ってしまっていたのだろうか。