本日までが「松の内」。私が子どもの頃の故郷(信州)では、元旦は外出せずに家で「団らん」するもの、三が日から松の内辺りが親戚回りと氏神様への初詣、15日が「小正月」、月末辺りが「旧正月」とかで、1月いっぱいが正月気分でした。
今は時代も変わりましたが、特に今年は、自分が喪中であることに加えて、元旦の能登半島地震で正月気分はほぼなし。
ということで、本来なら松が明ける明日に出すはずの寒中見舞い(ハガキとメール)を、一日早めて本日発信し、このブログを書き上げた次第です。
1 テレビ ニュースの1シーン
ボランティアの方が、道端で炊き出しを始めました。通りがかった親子に、さっそく汁物を提供。お母さんが、息子さんに「おいしいね」と声をかけています。
テレビ局の記者が「温かい食事はおいしいですか?」とマイクを向けると、お母さんが微笑み「人の心の温かさが嬉しい」と言って、涙ぐまれました。
私も、思わず目頭が熱くなりました。お辛いでしょうが、どうぞがんばってください。ボランティアさんも ありがとう。
2 ラジオ番組へ被災者からの投稿
ラジオ番組の中で、被災地で救助・救援に当たっている自衛隊の責任者に、アナウンサーが電話で活動状況を質問していました。
「被災された方は、お困りのことがありましたら、何でも、お近くの隊員に声をかけてください」。「え、声をかけても よろしいんですか?」と驚いた様子のアナウンサー。被災者に寄り添う自衛隊の姿勢が、うかがえました。
電話のやり取りが終わると、すぐに「被災された方から、こんな投稿が寄せられました」と、紹介が。
「自衛隊の方々は、冷たい缶詰を食べながら、私たちを支援してくださっています。皆さん、本当にありがとうございます。」
そうか、自衛隊は、食料・寝具持参で「野営」しているんですね。任務とはいえ、過酷な状況下で黙々と救助・救援活動に当たっている自衛隊員も、生身の人間です、家族もいるはずです。
被災されながらも、支援する自衛隊員に感謝の気持ちを忘れない現地の方の姿勢にも、頭が下がりました。
自衛隊のほかにも、消防、警察、医療関係者など、全国から多くの支援者が被災地に入って、任務に当たっています。一部には、救助・救援が遅いと不満を漏らす方もいるようですが、支援は懸命に続けられています。
今は祈ることしかできない私ですが、被災者の皆さんへのお見舞い・応援と同時に、救助・救援に当たっている多くの関係者の皆さんにも、感謝と応援を精いっぱい送りたいと思います。
(写真上)© 富士山夕景。富士よ、噴火などせずに、いつまでも穏やかで美しい姿でいておくれ。
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