皆さんは、歯科の技工は医療の一端を担っているので、職種は医療関係に分類されていると思っておられますか。
現在は多くの医療に関係した仕事があり、
総務省の日本標準産業分類 N 医療,福祉
http://www.stat.go.jp/index/seido/sangyo/3-1.htm#n
に医療業として医療に関係して仕事が分類分けされています。
御覧になると分かりますが、この中ではあん摩マッサージ指圧師・はり師・きゅう師・柔道整復師の施術所 があり
その他の療術業「ギブスを作られる方や歯科では衛生士さんなどは全部医療従事者その他の医療の仕事をされている職業に分類されています。
736 医療に附帯するサービス業
7361 歯 科 技 工 所
歯科医師又は歯科技工士が業として特定人に対する歯科医療の用に供する補てつ物,充てん物又は矯正装置の作成,修理又は加工を行う事業所をいう。
○歯科技工業;歯科技工所
×歯科材料製造業(歯科医の指示によらないもの)[3135]
7369 その他の医療に附帯するサービス業
主として,臓器のあっせん,医療に係る検体検査など医療業に附帯するサービスを行う事業所をいう。
○アイバンク;腎バンク;骨髄バンク;衛生検査所;滅菌業(医療用器材)
×血液製剤製造業[1763];歯科技工所[7361]
と言う様に国家としては歯科技工士は医療に附帯するサービス業で、医療従事者ではありません。
一般の方に分かるように専門語では書きませんが、技工士の仕事の内容は入れ歯とか、かぶせ(冠)等の加工する人工歯を作ります。
健康保険で認められていない特殊の仕事は、これを作るには、高額の機器が必要なので、個人の技工所では,一年間の売り上げを注ぎ込んでも買えないものがあります。これは個人や零細技工所では到底無理なので、自由診療の補綴は資本のある大きな技工所が行っているのが現状です。
三年も仕事から離れていると技工業界の現状は分かりませんが、今の技工業界の7~8割は零細業者だと思います。もしこのブログをみた技工士さんで間違っていたらご訂正願います。
歯科技工士の記録に技工士の平均死亡年齢を書きましが。多くの仲間はかなり長時間働いています。それが短命に結びつくかどうかは分かりません。
しかし私も65才くらいまでは一日14~15時間働いていました。普通の会社でしたらバリバリの労働違反です。しかし働かなければ生きてはいけないので、仕事があるだけ果報者かも知れません。その一部を出してくれとの要望があり出すことにします。
私の昭和54年度は労働時間のトータルを添付してみますが、画面が小さいので、この投稿のコメントに入れておきますので、そこから取り出して下さい。
技工士諸君の反応を見て今後のことは考えます。