左利きの あなたの手紙
右手でなぞって まねてみる
いくら書いても 埋めつくせない
白紙の行が そこにある
「秋冬」堀内孝雄
今日は、組寺のお寺様へ、法湯のお手伝いに行きました。
超手には、大小のカバンがふたつ。
それに、ハチ(銅製のシンバル)。
手がちぎれそうなくらい、痛い。
急な坂を、息を切らして上りました。
そんな私を、若上人の乗った車が、追い越していきました。
ちょっと、みじめ・・・。
母ちゃんが、坂の上まで上がってくれないから、仕方がないけれど。
なんかな~。
息を上がった、ハゲ親父。
来るまで上がる、若上人。
自分の人生を象徴しているようで、いやだ。
ここの若上人は、音楽家です。
日蓮宗のために、ぜひとも活躍していただきたい。
他の宗派に比べて、日蓮宗はアピールがない。
座禅もないし、精進料理もない。
千日回峰行も・・・ない。
ご祈祷は・・・?
う~ん。
唱題行は・・・?
う~ん。
そんな声が、あちこちから聞こえてくる。
そこで、若上人。
月一くらいで、本堂でミニコンサートをしてみませんか?
エッ、もう遅れてるって・・・。
それでもいいから、身延山、池上本門寺・・・本山巡りでやりましょうよ。
君のような逸材は、活躍しないと。
近所の人だけでもいいから。
話題にならなくてもいいから。
本堂に、楽器の音色が響き渡る。
この情景は、すごく好き。
心が洗われるような気がする。
なんて、夢を見ていたら、本末転倒って言われました。
そうだよね・・・。
◆ 参考文献 「秋冬」 堀内孝雄
右手でなぞって まねてみる
いくら書いても 埋めつくせない
白紙の行が そこにある
「秋冬」堀内孝雄
今日は、組寺のお寺様へ、法湯のお手伝いに行きました。
超手には、大小のカバンがふたつ。
それに、ハチ(銅製のシンバル)。
手がちぎれそうなくらい、痛い。
急な坂を、息を切らして上りました。
そんな私を、若上人の乗った車が、追い越していきました。
ちょっと、みじめ・・・。
母ちゃんが、坂の上まで上がってくれないから、仕方がないけれど。
なんかな~。
息を上がった、ハゲ親父。
来るまで上がる、若上人。
自分の人生を象徴しているようで、いやだ。
ここの若上人は、音楽家です。
日蓮宗のために、ぜひとも活躍していただきたい。
他の宗派に比べて、日蓮宗はアピールがない。
座禅もないし、精進料理もない。
千日回峰行も・・・ない。
ご祈祷は・・・?
う~ん。
唱題行は・・・?
う~ん。
そんな声が、あちこちから聞こえてくる。
そこで、若上人。
月一くらいで、本堂でミニコンサートをしてみませんか?
エッ、もう遅れてるって・・・。
それでもいいから、身延山、池上本門寺・・・本山巡りでやりましょうよ。
君のような逸材は、活躍しないと。
近所の人だけでもいいから。
話題にならなくてもいいから。
本堂に、楽器の音色が響き渡る。
この情景は、すごく好き。
心が洗われるような気がする。
なんて、夢を見ていたら、本末転倒って言われました。
そうだよね・・・。
◆ 参考文献 「秋冬」 堀内孝雄