昨年の暮れに研が無くても20年間切れ味の変わらない包丁なるものをネットで購入しました。原理は簡単で両刃の包丁ですが、片方の刃にチタンコーティングを施し、磨耗を少なくするという構造です。つまり、切るたんびに刃の片側は沢山磨耗し、もう片方はあまり磨耗しないので自然に刃を研いている状況になるのです。なかなか考えたなと思いました。ところがこの包丁、日本の食材にはあまり向いていないことが解ってきたのです。日本食は野菜を多用しますが、この野菜がとても切りずらいのです。おそらく想像するに、両刃の角度にあると思われます。少し角度が付き過ぎている事が原因では無いかと思われます。こんな包丁ですがやはり舶来物、肉系統にはすごさを発揮します。特に肉の薄切りは抜群です。ベーコンや、ハムをうす切りしたのですが、これがホントに薄く切れるし、最後まで厚みが変わることなく切れるのです。これには脱帽しました。文化のちがいだな~