【エヌビディア急落】「DeepSeekショック」で時価総額93兆円消失、激化する米中AI戦争の行方は?【大川智宏の緊急解説
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安価なモデルの開発についてトランプ米大統領は「金をそれほどかけなくて済むので良いことだ」と歓迎した。エヌビディアはディープシークのデビューにより株価が大幅に下落したが、27日の発表で「素晴らしいAIの進歩」だと称賛した。
トランプ氏は「中国企業によるディープシークAIのリリースは、わが国の産業に対し、勝つためにはレーザー光線のように競争に集中する必要があるという警鐘を鳴らすはずだ」と付け加えた。
市場への影響は甚大だった。ディープシークの功績に対する過剰な期待が、27日に米国と欧州のテクノロジー株をほぼ1兆ドル(約156兆円)暴落させ、投資家たちは米国の大手企業の支出計画に疑義を呈した。AIチップメーカーであるエヌビディアの株価暴落だけで、時価総額が約5890億ドルも消え、米株式市場で史上最大の暴落となった。
首都ワシントンでは議員たちが、軍事および経済の両面で極めて重要であると見なされるAI技術における中国の進歩を阻止する最善の策を模索している。バイデン政権によるチップ輸出規制では十分でないことが分かったからだ。
(CNN) 驚異的な効率性と性能を見せつけた中国製の人工知能(AI)が米ウォール街を揺るがした。「ディープシークR1」の発表を受け、27日の米株式市場はハイテク株を中心に急落に見舞われた。
ディープシークR1を開発したのは、1年前に創業したばかりの中国企業ディープシーク。米著名IT投資家のマーク・アンドリーセン氏は「スプートニク・モーメント(米国が他国に出し抜かれた瞬間)」と形容した。R1は、米オープンAIの「GTP―4」やグーグルの「ジェミニ」など、はるかに先行していたはずの米国製AIにほぼ匹敵する性能を、ごくわずかなコストで実現した。
ディープシークはR1のベースとなるAIモデルをわずか560万ドル(約8億7500万円)で開発したとしている。一方、米国企業はAI技術の開発に数億ドルを投じている。米国が国家安全保障上の懸念を理由に高性能AI半導体の中国への輸出を何年も前から規制してきたことを考えると、衝撃はさらに大きかった。つまりディープシークは比較的性能の低いAI半導体で、低コストモデルの開発に成功したことになる。
27日の米国株式市場では、ハイテク株主導でS&P500種株価指数とナスダック総合指数が下落。中国の新興企業DeepSeek(ディープシーク)が開発した低コストの人工知能(AI)モデルの出現によって、ハイテク株の割高なバリュエーションを正当化するのが難しくなるとの懸念が広がった。