忠犬ハチ公の死因の一つが、がんだったことが、東京大大学院農学生命科学研究科の中山裕之教授らの調査で分かった。
死因は寄生虫病のフィラリア症とされてきたが、中山教授は「フィラリア症、がんとも重篤。どちらが主因でもおかしくない」としている。
1935年に死んだハチ公の臓器(心臓、肺、肝臓、脾臓(ひぞう))は解剖後、東大内の施設で保管されてきた。中山教授は昨年末、臓器を浸したホルマリン液を交換するのに合わせ、臓器から組織をとって調査した。
顕微鏡とMRI(磁気共鳴画像)で調べたところ、肺と心臓に悪性腫瘍が見つかり、それぞれの臓器全体に広がっていることが分かった。肺から心臓に転移したがんが、心臓の収縮を妨げて心停止させた可能性があるという。中山教授は「呼吸困難で体を動かすのもつらかったのではないか」と推測している。
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