東京電力が福島第一原子力発電所の事故で支払った損害賠償額の累計が10兆円を超えたと
共同通信が伝えています。広範囲に放射性物質が拡散し、10年経った今でもふるさとに
帰還できない住民もいます。お金では解決できない問題もあり、今後の原発運転と絡めて
どうすべきか考える時期に差し掛かっています。
地球温暖化につながる化石燃料を使った発電を抑える流れが加速すれば自然エネルギーを
利用した発電とともに原子力発電が見直されるかもしれません。しかし、福島の現状を見ると
簡単に増やすのはどうかとも思ってしまいます。国や自治体がどうしたいのか、面倒でも
粘り強く話し合うことをいとわないでほしいです。