3月11日

東日本大震災が発生してから10年が経ちました。政府の追悼式典は今年で一旦終了
しますが、未だに行方が分からない人、ふるさとに帰ることができない人がいます。
広範囲で津波などの被害に加え、福島第一原発の爆発事故で長期間住むことができ
なくなったことも状況を複雑化させています。
福島県は東雲住宅に避難し、退去期限を迎えても退去せず、家賃の支払いを拒んで
いる4世帯を提訴した、とデイリー新潮が伝えています。東雲住宅から再出発したく
てもできない事情があったかもしれません。しかし、家賃を負担し続ける福島県に
してもこのまま見過ごすことは難しかったのでしょう。これからも地震による長期
避難を強いられる世帯が発生することを見越した対策も必要になります。
また、先行接種者への2度目のワクチン接種が始まった新型コロナウイルスでは
本格的な接種が始まる前、始まった後での発生でそれぞれ対応が異なることが予想
できます。国や自治体がその時の状況に応じた対策を練り、実行することができる
のか、不安の増長を招かないようあらゆる事態も想定した方がいいのではないで
しょうか。