日用品最大手の花王は原材料高を理由に洗剤などの値上げを表明しました。
これに対し、関東を中心にスーパーを展開するオーケーが反発し、花王製品の
販売を中止し、他社製品に置き換えることが分かりました。
花王にすれば原材料費の高騰を価格の値上げで対応しなければ収益が悪化し、
市場からの評価が落ちるなどの影響を受けてしまいます。一方オーケーと
すれば花王は価格の値上げをする前にできることがあるのでは、と思い
値上げに納得しなかったという見方ができます。
どちらも簡単に折れないでしょうが、長期戦になるかオーケーの販売力を前に
花王が態度を軟化させると考えます。日本は諸外国と比べ所得の向上が進ま
ないだけに、製品やサービスの値上げを受け入れることができるための所得
向上策を立案・実行することが重要かと思います。