ブラジルでも
先生はやっぱり走る12月
もともと高原地帯の
サンパウロの朝は
高層ビル群を覆いかくす霞
に囲まれ、しっとり
雪でも降りそうな気配
南半球なのに
庭では満開の朝顔のとなりに
ただ置いていただけの蘭鉢が
急に花咲いていて、オドロキ
葉っぱは食べられちゃってたりして
育てたうちに入らないかもしれないけど
花が終わったら捨てちゃう国で
捨てられずに置いてある鉢が場所を占領してきた頃
やっと初めての“再生”
すごいねえ、何もしなくても
蘭が咲いちゃうんだねえ、ブラジルって
北半球並みに寒いといいながら
夏の風物詩の朝顔が咲いていて
ほっとかれても咲いてしまう蘭もあり
これがサンパウロの12月なのです