go on a picnic

モダンなライフスタイルにあう
気の利いたフラワーアレンジメントを
ブラジル生活の小話を交えて紹介します

Chicken 1,2,3

2012年02月25日 | 
彼等はBFGハウスの庭で生まれたらしい
クリスマス前後から急にピヨピヨと現れて
今はもう立派なニワトリになっている

いつでも下を向いて何かを啄んで
声をかけてもまったく無視なさる


エエト、ココハワタシノオウチナノデスガ


カーニバルだし、お友達になろうとおもって
(直接には繋がらないけど、ブラジルではありうる)

ドアを開けて
ウェルカムフラワー(いちおう3羽分)を置いて
誘ってみたところ...

無視なされました

よし、次は実直にあおむしだ






歩行者天国

2012年02月07日 | 
ブラジルは何日か前まで車優先主義国でした

つまり、「車」様がお通りの場合は
歩行者は泥はねを甘んじて受け入れ
どんないじわるな仕打ちにも、忍ばねばならなかったのですが
急に
歩行者優先主義国に変わったのです

なんといってもアイルトン・セナを生んだ国という自覚が
(必要以上に)いまだ強く
「車」様はそこのけそこのけの勢いで
簡単にいうと、一番左から8車線ぶっちぎって
右折するのが普通のこの国では
強気先手必勝ルールがまかり通っているのです

そこへ弱者優先、という概念が急に舞い込んで来て
どうなるのかなあ、と思っていたんですけど
意外といいカンジ、なんですよね
朝の運転中に、どうぞお渡りください、と辛抱のときも
「お、サンキュ」と挨拶されちゃったりすると
なかなかいい気持ち

この、コミュニケーションスキルの高いブラジル人の態度もそうなのですが
なんか「やれって言われたから今日からやってみる」というときの
ブラジル人の素直さって、不思議なくらいピュアなんです

活け花の基本は、手で千切ることから
とか、フザケて言っただけなのに
「はいっ!」とか本気にされちゃったりして
こまっちゃうんだなあ、いぢわる日本人になったみたいで
















BFG ( Big Friendly Giant )

2012年01月27日 | 
Paratyの家のコンセプトは
”BFGに来てもらえそうなナイスなところ”

BFGというのは
イギリス版トトロのようなもので
純粋な子供にしか見えなくて
気持ちいい場所にだけ現れてくれる
素敵な友達のこと

ちょっとお茶目な英語を話す
「I is BFG.」
とかね

Nickと Lauraが大ファンで
出遅れた私はこれから読むんです

BFGが好きかも、と思った
虫喰いの葉っぱ

これを食べた子達は
どこへ行っちゃったのかな













これは何だったのかな?

2012年01月19日 | 
一度終わった後にこそ見えてくる面を
独自の見立てで、切り取って
新しい命を芽吹かせてあげる

これが活け花(活かす花)の基本
実際、切り花は一度死んでいるのですから

それは花に限らず
器にだってそういう見立てをしても
イインジャナイかしら

これも何回も捨てられ直されては
取り戻した“器”

花器のほうが主役なので
花は押さえ気味に、グリーンのみで





クジラ<Ikebana

2012年01月13日 | 
ブラジルでクジラ鑑賞ツアーができるってご存知でした?
私は来てから14年くらい知りませんでしたが
たぶん、ほとんどのブラジル人も知りません(!)

冬、南極があまりに寒くなると
アルゼンチンから渡って来て
Santa Catarina州のPraia rosaあたりで
生後3ヶ月位のベイビー達(といってもふつうにでかい)に
潮吹きだとか、ターンだとかを教えに、母子の対で来るのです
お母さんの方はバス2台分の大きさ

地元の人達ですら
「ああ、クジラね、今日は朝いっぱいいたね」
程度の関心しか寄せず
観光の目玉に!とかいうぎらついたムードは
まあったくありません

海岸沿いのバールでビール飲んでたら、急に目の前でエビ反りで跳ねたのよ
とは、Pousada(民宿)の女将さんのせりふ

防寒服に身を包み、大きなフェリーでたかーいお金払って双眼鏡片手に観るものだ、と思ってたのですが
ここではサーファー達が、一心不乱に練習しているうちに
気がついたら10mの近距離まで近づいていた、なんてことは当たり前
一般人は丘にいる放牧の牛たちの隣、もしくはバールにて、30mの距離から肉眼で観察
小さなボートに乗って沖に行くと、子クジラに体当たりでからかわれたり(時々ひっくり返る)して
ぜんっぜん違うイメージのクジラ鑑賞ができます

海外に住んでいる日本人は、少なくとも3回は
「クジラ食べたことある?」と聞かれると思うのですが
ここではクジラ問題も、クジラすらも、関心を持たれておらず
だからこそクジラ達も毎年無防備にバカンスに来るのでしょう

もともとこのPraia rosaは、ヒッピー達の最後の楽園的なところなので
夏はもちろん大人気スポットですが
冬場(でも泳げる)はサーファーのみが鍛錬するオフシーズンです
偶然滞在したPousadaにて、また勝手にお花(写真)を活けてたら
冬場のしのぎ方として「Ikebana ツアー」で客寄せしてくれないか、とのこと
それは愉しそうですが、でもね、クジラがいるんですよ!
クジラですよ!
ぜったい、そっちのほうがすごいから!