というのも、最近のLinuxはインターフェースが充実して、使いやすくなっているからでしょう。昔のLinuxのような、むつかしいコマンド操作は必要なく、今はデスクトップ画面上のアイコンのマウス操作でOKです。使い勝手は、Windows に劣りません。いわゆるGUI(グーイ)と称する、グラフィカルインターフェースです。
特に、Linuxの中でも、Ubuntu(ウブントゥ)は、GUIが充実しており、ネット閲覧程度だったら、OSの違いを意識することはほぼない、とまで言えます。
そのようにしてLinuxを使い始めて、利用しているうちに、Linuxのことをもう少し知りたい、という欲求が当然、出てきます。これは、自然の成り行きです。そういうときの入門書として最適なLinux解説書が、発行されました。
水野源(みずの はじめ)氏 著
「Linuxをマスターしたい人のための実践Ubuntu」
という本です。出版社 : 秀和システム
発売日 : 2022年12月9日
単行本 : ソフトカバー 616ページ
著者等 : 水野源 (著), 小林準 (監修)
定 価 : 3,960円
です。
私は、今年の夏に購入して以来、この本を愛読しています。とにかく徹底的に初心者に親切丁寧で、うってつけの入門書です。
ソフトカバーは扱いやすいから私の好みで、この本も、そのソフトカバーとなっています。
「監修者まえがき」抜粋
著者の水野源さんは、日本のUbuntuコニュニティである「Ubuntu Japanese Team」のメンバーとして初期から活動してきたほか、現在もLinux技術者・講師として第一線で活躍しています。そのため本書は「Linuxエキスパートが教える、これからLinuxを学ぶ人が本当に知ってほしいエッセンス」が詰まった1冊となりました。
「著者まえがき」抜粋
知識がない状態というのは、いわば何も描かれていない白紙のようなものです。この紙の上に知識という点を打ち、点と点を結び、線と線をつないで面を広げていくことが学習です。しかし、Web検索で得られた知識の点は、その場をしのぐ役には立ちますが、そこから横の点同士をつなぐ広がり方をしづらいのではないでしょうか。
そこで筆者は、初学者が体系的に学べるガイドブックが必要だと考え、本書を執筆しました。本書では、現代的なLinuxシステムを扱う上で知っておくべきことや、これからの学習の足がかりになることを網羅したつもりです。
Amazon_Webページ上の紹介文抜粋
Linuxで大きなシェアを占める「Ubuntu」の初心者向け解説書です。長期サポート版である「Ubuntu 22.04 LTS」を使って、基礎的な知識や導入方法から、サーバー構築、クラウドでの活用、シェルスクリプトの活用まで、体系的に学び、そしてLinuxをフル活用できるように、わかりやすく徹底的に解説しています。
Linuxをこれから学ぼうとする者は、まず何から調べればよいのかさえ分からない、手探りの状態です。私もそうでした。
本書は、そうした初学者のために、「学習の足掛かり」(著者まえがき)を提供してくれます。
パソコンへの導入段階の解説からして、「これでもか」っていうくらい、親切、丁寧な解説がされています。
この本を買って、大正解でした。
Linux初心者の多くの方に、ぜひお勧めしたい一冊です。
定価が4,000円弱と安くはないのですが、それだけの価値はあります。読んでみると、内容が充実しているから、むしろ4,000円では安いとすら思えてきます。600ページを超える分厚い分量ですし。
◆ Kindle版と単行本
それでは、また次の記事で
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