今、Linuxの教科書をせっせと読んで、予習中です。
先日から、テキスト処理コマンド「awk」の部分を読んでいるところです。
「awk」は、「オーク」と呼びます。開発者のAho(エイホ)、Weinberger(ワインバーガー)、Kernighan(カーニハン)の頭文字から、その名前が付けられました(その一人 Aho は、決してアホではなくて、賢い方です。)。
awkは、テキストファイルに対して、いろんな抽出、高度な加工操作を行うことができる便利なコマンドです。Linux(というかUnix)で古くからサポートされていますし、現在でも、ほとんどのLinuxディストリビューションに、デフォルトで入っています。
その高機能さゆえに、コマンドというより、テキスト処理に特化した一つのプログラミング言語と認められています。
現在では、本格的なテキスト処理を行う際には、Perl、Python、Rubyなどのスクリプト言語が使われることが多くなりましたが、それでも、awkもまだまだ多くの場面で利用されています。
実は、現在の勤め先を退職する時期が、私には迫っています。退職後は、仕事から完全に開放されたサンデー毎日(毎日が日曜日)を楽しむことにしています。
そのたっぷりの時間を、awkの勉強に充てるのもいいかな、と考えているところです。
年齢がいってからも勉強を続け、頭を使う人は、そうでない人に比べ、長寿傾向が見られるともいいます(かなり昔に読んだ和田秀樹の本)。
そこで、awk言語の解説本を新たに購入することにしました。
最初は、中島雅弘, 富永浩之, 國信真吾, 花川直己の共著「AWK実践入門」(技術評論社 2015年5月26日出版)の購入を考えていました。
けれども、次のレビュー(口コミ評価)がちょっと気になりました。
「基礎編111ページは初学者向けとは言い難い。『実践』入門とあるので、ある程度使いこなしている人を対象としているのだと想像する。初学者にはAWKの作者が書いた『プログラミング言語AWK』で学ぶほうがわかりやすいように思う。」
そうですか、
「AWK実践入門」は初学者向けではない
むしろ「プログラミング言語AWK」が初学者に向いている
ほほぉ、なんか、この口コミは参考になりそうな気がします。むしろ「プログラミング言語AWK」が初学者に向いている
ならば、ということで、「プログラミング言語AWK」の方を調べてみました。その本は、「AWK book」(AWK 本)などと呼ばれ、awkの勉強のための定番としての位置づけを得ているようです。
Amazonのページで「プログラミング言語AWK」を検索すると、
なんと、なんと、
2024年5月16日に、改訂された第2版が出たばっかり
となっています。おおっ、新発売ですか。これはラッキーチャンスです。
Amazonページに掲載の紹介文を、ここにそのまま引用します。
「AWK」という名前は開発者の頭文字Aho、Weinberger、Kernighanから来たもので、長い歴史を持つ、テキスト処理用のスクリプト言語です。Unix・Linuxにはデフォルトでインストールされており、多くの人に利用され、愛され続けています。改訂に伴い、計算/集計、データ分析といった話題の追加、CSV入力、Unicode対応など、時代に即したアップデートが行われています。
Alfred V. Aho (著), Brian W. Kernighan (著), Peter J. Weinberger (著)となっているから、アホではないエイホ氏をはじめ、著作者に変更はないようです。ただ、翻訳者については、「千住治郎」 となっていて、旧版から交替したようです。
改訂版と言っても、基本的な著述はあまり変わらないかもしれません。ただ、旧版を持っていない者が新規購入するには、これはグッドタイミングです。
定価は、3,630円です。ちょいと痛い出費ではありますが、無駄な出費ではありません。
「こういう出費をしぶっちゃぁ、いけませんわね、旦那ぁ。」
「・・・・へぇ、そうですわな。」
とまぁ、そういうわけで、今日、ポチリとAmazonで注文しました。
注文の翌日、明日(2024年6月3日)には配送の予定です。はや!
◆ AWK本 改訂第2版
それでは、また次の記事で
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